Sojiji Temple (Nishiarai Daishi)
Sojiji Temple (Nishiarai Daishi)
4
06:00–20:00
Mandag
06:00 - 20:00
Tirsdag
06:00 - 20:00
Onsdag
06:00 - 20:00
Torsdag
06:00 - 20:00
Fredag
06:00 - 20:00
Lørdag
06:00 - 20:00
Søndag
06:00 - 20:00
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4.0
201 anmeldelser
Ypperlig
34
Svært bra
104
Gjennomsnittlig
57
Dårlig
3
Forferdelig
3
reiya1999
1 354 bidrag
jan. 2023 • Venner
1月2日の夕方に初詣で訪問しました。それなりに混雑しているかと思いましたが、比較的スムーズに参拝することが出来ました。入場規制も無く、そこまでの混雑はありませんでした。元旦は行ってないので分かりませんが、もっと混み合っている可能性があります。人混みを避けたい方は、2日以降がオススメです。境内は出店がかなり出店していました。ケバブのお店が多かったのが印象的でした。なお、周辺には老舗の和菓子屋さんなどがありますが、夕方はすでに完売していました。和菓子屋さんなどに行かれる方は、明るい時間帯のうちが良いかと思います。
Skrevet 8. januar 2023
Denne anmeldelsen er den subjektive meningen til et Tripadvisor-medlem og kommer ikke fra Tripadvisor LLC. Tripadvisor sjekker anmeldelser.
NKG48
Koshigaya, Japan49 bidrag
jan. 2023 • Familie
西新井大師(總持寺)は関東三大厄除けの一つで娘が後厄の為に祈願。
参道には露店が空き場所なく並んでいて初詣の雰囲気はMAX⛩😆
1/2に行きましたが大変な(カップル多め)混雑でした。
この總持寺は空海(え😅今は即身仏⁉️www)が関東に来た時に観音菩薩からの霊託(お告?)を受け十一面観世音を彫り建立した正に関東の高野山金剛峯寺と言っても過言ではないでしょう。
お護摩祈願
受付所で祈願料を出して名前や住所を書いて00分から始まる20分前(注‼️空いた時間に外に出ると戻れない)に大本堂へ移り、複数の僧侶が経典を読み上げてお護摩を焚き上げをし最後にお護摩札を『あいうえお順の棚』で渡されます。
でもその十一面観世音の御開帳は遠くて全く観れなかった事が非常に残念です。
駐車場
駐車場が全く無くコインパ頼み(いっぱい有りましたが全てが満車)なので東武線を使った方が良さそうです。
なので★3😄
参道には露店が空き場所なく並んでいて初詣の雰囲気はMAX⛩😆
1/2に行きましたが大変な(カップル多め)混雑でした。
この總持寺は空海(え😅今は即身仏⁉️www)が関東に来た時に観音菩薩からの霊託(お告?)を受け十一面観世音を彫り建立した正に関東の高野山金剛峯寺と言っても過言ではないでしょう。
お護摩祈願
受付所で祈願料を出して名前や住所を書いて00分から始まる20分前(注‼️空いた時間に外に出ると戻れない)に大本堂へ移り、複数の僧侶が経典を読み上げてお護摩を焚き上げをし最後にお護摩札を『あいうえお順の棚』で渡されます。
でもその十一面観世音の御開帳は遠くて全く観れなかった事が非常に残念です。
駐車場
駐車場が全く無くコインパ頼み(いっぱい有りましたが全てが満車)なので東武線を使った方が良さそうです。
なので★3😄
Skrevet 3. januar 2023
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junjun
Tokyo, Japan4 902 bidrag
jul. 2022
足立区の魅力発信の第八回目は、足立区で最も有名かつ歴史ある「西新井大師」と「参道周辺」についての情報を発信していきます。西新井大師(総持寺)は、真言宗豊山派の寺院で「川崎大師」、「観福寺大師堂」と並ぶ「関東厄除け三大師」の1つです。平安時代の天長3年(西暦826年)、弘法大師が関東巡錫の折に立ち寄り、悪疫流行に悩む村人たちを救おうと、自ら十一面観音を造り21日間の祈祷を行ったところ、枯れ井戸から清らかな水が湧き、病はたちどころに平癒したと伝わっています。その井戸がお堂の西側にあったことから、「西新井」の地名となったとされています。弘法大師空海が当地を通過した際に創建されたと伝えられ、第二次世界大戦の戦禍を免れたため、戦前からの堂宇が比較的残っています。真言宗を開宗した弘法大師は、歴史上「空海」として知られる有名人で、地元では「お大師さま」の愛称で親しまれています。境内には壮大な景観を誇る大本堂をはじめ、文化的にも価値の高い建造物が数多く存在しています。厄除け以外にも、様々な所願成就や子どもの初参り、七五三、毎日の護摩祈願など、様々な祈願も行われており、江戸時代から続く祈願所としても有名です。
「西新井大師」の歴史等を紐解いていくと仏教用語など難しい言葉の壁にぶつかりましたまた、「西新井大師」へ一回行っただけでは、その歴史をとうてい理解することは不可能だったので、2022年7月に5回ほど訪れました。その甲斐あってか、「西新井大師風鈴祭り」、「毎月21日の弘法大師さまの御縁」も体験することができました。ますますその歴史が脈絡として、地域の人々に受け継がれているのも実感できました。今回は、自分自身の勉強という意味も含めて、自分なりに仏教用語などの難しい読みと意味も調べてみました。そして、「西新井大師」に魅力と歴史にのめり込んでしまい、結構のレポート量になってしまいました。トリップアドバイザーのビューアーの皆さんが分かりやすいように、「トリアド・インデックス」も作成しました。では、「西新井大師」と「参道周辺」の歴史と真実にせまっていきます。
では、いつものとおり「西新井大師」へのアクセスからスタートします。
01_【アクセス】
1 バスで利用して西新井大師へ
①《都バス》
ア [池袋駅東口] ⇒[西新井駅前]都営バス[王40]
・バス乗り場:「池袋駅東口」(6番のりば)
・24停留所目(「足立第五中学前」の次の停留所) 所要時間約43分
・9時から17時の間に1時間平均6~8便 ※北車庫行、豊島五丁目団地行は、西新井大師まで行かないので注意
・「西新井大師前」で下車し「西新井大師山門」まで徒歩2分180m
・バスを下車した後、バスの進行方向と反対方向に進みます。一つ目の信号(表示名:「西新井大師参道」)を右折します。目の前に「西新井大師参道の門」、「西新井大師の山門」その奥に「西新井大師」が見えてきます。後は道なりに「西新井大師参道」の昔ながらの店舗を楽しみながら直進するだけです。
イ [西新井駅前] ⇒[池袋駅東口]都営バス[王40]
・バス乗り場:「西新井駅前」(3番のりば)
・4停留所目(「栗原町」の次の停留所) 所要時間約7分
・9時から17時の間に1時間平均6~8便 ※豊島五丁目団地行は、池袋駅東口まで行かないので注意
・「西新井大師前」で下車し「西新井大師山門」まで徒歩3分190m
・バスを下車した後、バスの進行方向と同じ方向に進みます。一つ目の信号(表示名:「西新井大師参道」)を横断します。目の前に「西新井大師参道の門」、「西新井大師の山門」その奥に「西新井大師」が見えてきます。後は道なりに「西新井大師参道」の昔ながらの店舗を楽しみながら直進するだけです。
ウ [王子駅] ⇒[千住車庫]都営バス[王49]
・バス乗り場:「王子駅前」(4番のりば)
・28停留所目(「足立第五中学前」の次の停留所) 所要時間約30分
・9時から17時の間に1時間平均2~4便
・「西新井大師前」で下車し「西新井大師山門」まで徒歩2分180m
・バスを下車した後、バスの進行方向と反対方向に進みます。一つ目の信号(表示名:「西新井大師参道」)を右折します。目の前に「西新井大師参道の門」、「西新井大師の山門」その奥に「西新井大師」が見えてきます。後は道なりに「西新井大師参道」の昔ながらの店舗を楽しみながら直進するだけです。
エ [王子駅] ⇒[足立区役所]都営バス[王49折返]
・バス乗り場:「王子駅前」(4番のりば)
・28停留所目(「足立第五中学前」の次の停留所) 所要時間約30分
・9時から17時の間に1時間平均1~2便
・「西新井大師前」で下車し「西新井大師山門」まで徒歩2分180m
・バスを下車した後、バスの進行方向と反対方向に進みます。一つ目の信号(表示名:「西新井大師参道」)を右折します。目の前に「西新井大師参道の門」、「西新井大師の山門」その奥に「西新井大師」が見えてきます。後は道なりに「西新井大師参道」の昔ながらの店舗を楽しみながら直進するだけです。
②《東武バス》
ア [北千住駅] ⇒[西新井大師(車庫)] 東武バス[北01]
・バス乗り場:「北千住駅西口」(2番のりば)
・11停留所目(「病院前」の次の停留所) 所要時間約32分
・9時から17時の間に1時間平均6便
・「西新井大師(車庫)」で下車し「西新井大師山門」まで徒歩3分220m
・「東武線大師前駅」の前にバスは停車します。バスを下車した後、環七方面に進みます。一つ目のすぐの角を右折し30mほど進むと「西新井大師参道の門」があります。そこを右折すると「西新井大師の山門」その奥に「西新井大師」が見えてきます。後は道なりに「西新井大師参道」の昔ながらの店舗を楽しみながら直進するだけです。
・「西新井大師(車庫)」で下車し「西新井大師山門」まで徒歩5分400m
・バスを下車した後、バスの進行方向と反対方向に進みます。環七に当たります。一つ目の信号(表示名:西新井大師前)を渡らず右折し220mほど進み、次に一つ目の信号(表示名:「西新井大師参道」)があるのでそれを右折します。目の前に「西新井大師参道の門」、「西新井大師の山門」その奥に「西新井大師」が見えてきます。後は道なりに「西新井大師参道」の昔ながらの店舗を楽しみながら直進するだけです。「西新井大師参道の門」があります。そこを右折すると「西新井大師の山門」その奥に「西新井大師」が見えてきます。後は道なりに「西新井大師参道」の昔ながらの店舗を楽しみながら直進するだけです。
イ [北千住駅] ⇒[西新井大師(車庫)] 東武バス[北03]
・バス乗り場:「北千住駅西口」(4番のりば)
・10停留所目(「栗原町」の次の停留所) 所要時間約36分
・9時から17時の間に1時間平均1~2便
・「西新井大師(車庫)」で下車し「西新井大師山門」まで徒歩5分400m
・バスを下車した後、バスの進行方向と反対方向に進みます。環七に当たります。一つ目の信号(表示名:西新井大師前)を渡らず右折し220mほど進み、次に一つ目の信号(表示名:「西新井大師参道」)があるのでそれを右折します。目の前に「西新井大師参道の門」、「西新井大師の山門」その奥に「西新井大師」が見えてきます。後は道なりに「西新井大師参道」の昔ながらの店舗を楽しみながら直進するだけです。「西新井大師参道の門」があります。そこを右折すると「西新井大師の山門」その奥に「西新井大師」が見えてきます。後は道なりに「西新井大師参道」の昔ながらの店舗を楽しみながら直進するだけです。
③《国際興業バス》
西新井駅〔国際興業バス〕 赤23、赤27
ア [赤羽駅東口] ⇒[西新井駅] 国際興業バス[赤23]
・バス乗り場:「赤羽駅東口」(1番のりば)
・26停留所目(「第一団地(足立区)」の次の停留所) 所要時間約36分
・9時から17時の間に1時間平均3~4便
・「西新井車庫(東武バス)」で下車し「西新井大師山門」まで徒歩2分180m
・バスを下車した後、バスの進行方向と同じ方向に進みます。環七に当たります。その信号(表示名:西新井大師前)を渡らずに右折します。次の一つ目の信号(表示名:「西新井大師参道」)を右折します。目の前に「西新井大師参道の門」、「西新井大師の山門」その奥に「西新井大師」が見えてきます。後は道なりに「西新井大師参道」の昔ながらの店舗を楽しみながら直進するだけです。
イ [西新井駅] ⇒[赤羽駅東口] 国際興業バス[赤23]
・バス乗り場:「西新井駅前」(4番のりば)
・4停留所目(「栗原町」の次の停留所) 所要時間約7分
・9時から17時の間に1時間平均3~4便
・「西新井大師前」で下車し「西新井大師山門」まで徒歩3分190m
・バスを下車した後、バスの進行方向と反対方向に進みます。環七に当たります。その信号(表示名:西新井大師前)を渡らずに右折します。次の信号(表示名:「西新井大師参道」)を右折します。目の前に「西新井大師参道の門」、「西新井大師の山門」その奥に「西新井大師」が見えてきます。後は道なりに「西新井大師参道」の昔ながらの店舗を楽しみながら直進するだけです。
ウ [赤羽駅東口] ⇒[西新井駅] 国際興業バス[赤27]
・バス乗り場:「赤羽駅東口」(3番のりば)
・25停留所目(「第五中学裏」の次の停留所) 所要時間約50分
・9時から17時の間に1時間平均3~4便
・「西新井大師前」で下車し「西新井大師山門」まで徒歩2分180m
エ [西新井駅] ⇒[赤羽駅東口] 国際興業バス[赤27]
・バス乗り場:「西新井駅前」(4番のりば)
・4停留所目(「栗原町」の次の停留所) 所要時間約7分
・9時から17時の間に1時間平均6~8便
・「西新井大師前」で下車し「西新井大師山門」まで徒歩3分190m
2 電車を利用して西新井大師へ
① 《東武大師線「大師前駅」から:西新井大師参道経由の場合徒歩3分240m》
東武大師線「大師前駅」へ行くには、東武スカイツリーライン「西新井駅」で乗り換えます。「西新井駅」は急行が停車しますので便利です。北千住方面、草加方面から来ても中間の車両に乗れば階段があります。階段を上がると改札口がありますが、この改札口は出口専用ですのでここから出ないようにしてください。その奥に「大師前駅」へ行く改札があります。パスモ等交通系カードがあればそこをタッチして通り抜けます。それ以外は切符を購入しなければなりません。「大師前駅」へ行く券売機は改札手前の左側にあります。電車は10分間隔で出ていますので待ち時間のストレスは溜まりません。二両編成のかわいらしい列車に乗り、揺られること一駅、約2分乗れば「大師前駅」に到着します。「大師前駅」は無人駅なので「「大師前駅」には切符の券売機や精算機、自動改札機がなく、乗車券の購入や清算はすべて起点駅の「西新井駅」で行います。「大師前駅」から「西新井大師」へは、西新井大師参道経由して行く方法と裏道から行く二つの選択肢があります。裏道は「ボタン園」がすぐですが、その時期以外はお薦めできません。やはりせっかく来たのだから「西新井大師参道」の昔ながらの店舗を楽しみながら「西新井大師の山門」から入るのがベストのお薦めルートですね。まず、階段を降り直進し駅から出ます。出口は二つありますが、左へ行くとバス乗り場になっています。出口を出て直進すると環七に出ます。約220mほど進み、次に一つ目の信号(表示名:「西新井大師参道」)があるのでそれを右折します。目の前に「西新井大師参道の門」、「西新井大師の山門」その奥に「西新井大師」が見えてきます。後は道なりに「西新井大師参道」の昔ながらの店舗を楽しみながら直進するだけです。「西新井大師参道の門」があります。そこを右折すると「西新井大師の山門」その奥に「西新井大師」が見えてきます。後は道なりに「西新井大師参道」の昔ながらの店舗を楽しみながら直進するだけです。
② 《日暮里・舎人ライナー「西新井大師西駅」から「西新井大師の山門」まで:徒歩約17分1.3km、》
「日暮里・舎人ライナー」は、2008(平成20)年の開業で、その特徴はコンピュータ制御による自動運転を行う新交通システムで、日暮里~見沼代親水公園間(9.7km・13駅)を運行しています。「JR日暮里駅」あるいは「JR西日暮里駅」から「日暮里・舎人ライナー」を利用することができます。列車の本数も9時から17時の間に10本以上あり、「JR日暮里駅」、「JR西日暮里駅」でスムーズに乗り換えることができます。「西新井大師」へ行くには、「西新井大師西駅」で下車します。「JR日暮里駅」からなら13分、8駅目、「JR西日暮里駅」からなら11分」7駅目です。改札口は一つだけで、改札を出たら右方向に行き「東口」に出ます。そのまま直進すると環七通り(江北橋陸橋)に出ます。環七通りを左折し、約850mほど直進すると信号(表示名:「西新井大師参道」)があるのでそれを右折します。目の前に「西新井大師参道の門」、「西新井大師の山門」その奥に「西新井大師」が見えてきます。後は道なりに「西新井大師参道」の昔ながらの店舗を楽しみながら直進するだけです。「西新井大師参道の門」があります。そこを右折すると「西新井大師の山門」その奥に「西新井大師」が見えてきます。後は道なりに「西新井大師参道」の昔ながらの店舗を楽しみながら直進するだけです。
02_【知って得する西新井大師の歴史】
西新井大師(総持寺)は、正式名称を「五智山遍照院總持寺」(ごちさんへんじょういんそうじじ)といい真言宗豊山派の大規模な寺院で「川崎大師」、「観福寺大師堂」(千葉県香取市)と並ぶ「関東厄除け三大師」の1つである。平安時代の天長3年(西暦826年)、弘法大師が関東巡錫の折に立ち寄り、悪疫流行に悩む村人たちを救おうと、自ら十一面観音を造り21日間の祈祷を行ったところ、枯れ井戸から清らかな水が湧き、病はたちどころに平癒したと伝わっています。その井戸がお堂の西側にあったことから、「西新井」の地名となったとされています。弘法大師空海が当地を通過した際に創建されたと伝えられ、第二次世界大戦の戦禍を免れたため、戦前からの堂宇が比較的残っています。真言宗を開宗した弘法大師は、歴史上「空海」として知られる有名人で、地元では「お大師さま」の愛称で親しまれています。境内には壮大な景観を誇る大本堂をはじめ、文化的にも価値の高い建造物が数多く存在しています。厄除け以外にも、様々な所願成就や子どもの初参り、七五三、毎日の護摩祈願など、様々な祈願も行われており、江戸時代から続く祈願所としても有名です。
《言葉の意味と読み方》
巡錫(じゅんしゃく)…錫杖を携えて僧侶が各地を巡行して教導・遊化すること
錫杖(しゃくじょう)…僧侶・修験者の持つ杖
巡行(じゅんこう)…各地を渡り歩く
遊行(ゆぎょう)…僧侶が修行・説法のために諸国を巡り歩くこと
遊化(ゆげ) …僧侶が遊行して人を教化し善に導くこと
堂宇(どうう)…堂、殿堂のこと
03_【西新井大師の基本情報】
①正式名称…五智山遍照院總持寺」(ごちさんへんじょういんそうじじ)
②本尊…十一面観世音菩薩弘法大師
③ご利益厄除…開運、方位除け、所願成就
④開創…天長3年(西暦826年)
⑤開基…空海(弘法大師)
⑥宗派…真言宗豊山派
⑦総本山…長谷寺(奈良県桜井市)⇒総本山とは…一宗・一派を管轄する寺
⑧大本山…護国寺(東京都文京区)⇒大本山とは…総本山の下にあって所属の末寺を統括する寺
⑨札所…ア関東八十八ヶ所霊場特別霊場 イ関東36不動霊場26番札所 ウ東国花の寺百ヶ寺東京1番
⑩所在地〒123-0841 東京都足立区西新井1-15-1
《札所の説明と由来》
ア 関東八十八ヶ所霊場特別霊場(かんとうはちじゅうはちかしょ)
関東八十八ヵ所霊場は、平成7年(1995年)に開創された首都圏より「日帰り遍路」可能な関東一都六県を巡る弘法大師霊場です。八十八ヵ所の霊場と六ヵ所の特別霊場により構成されています。弘法大師ゆかりの四国霊場のお砂を関東の八十八の名刹に勧請し、「関東八十八ヵ所霊場」ができたのです。
イ 関東三十六不動尊霊場(かんとうさんじゅうろくふどうそんれいじょう)
関東三十六不動尊霊場は、神奈川県・東京都・埼玉県・千葉県内にある36箇所の不動明王霊場寺院にある不動明王を巡る霊場巡りのことです。昭和62年(1987年)に開創されました。四国八十八ヶ所にならって東京19ヶ所のお寺は「修行の道場」、神奈川県7ヶ所のお寺は「発心の道場」、、埼玉県5ヶ所のお寺は「菩薩の道場」、千葉県5ヶ所のお寺は「涅槃の道場」と言ったテーマがつけられています。
ウ 東国花の寺百ヶ寺
東国花の寺は、四季折々の美しい花を楽しめる関東1都6県の「花の寺」と称される寺院が集まり、 平成13年3月に発会しました。季節の花にあわせて、近郊で少しずつめぐれる癒しのお寺です。現在103ヶ寺が参加しています。
04_【拝観順路と歴史的モニュメントの説明】
《ベストな拝観順路》
①山門(仁王門)⇒②塩地蔵⇒③六角観音堂⇒④大日如来像⇒⑤水屋⇒⑥鐘楼堂⇒⑦延命水洗い地蔵⇒⑧大本堂⇒⑨三匝堂(さんそうどう)⇒⑩水子地蔵⇒⑪不動堂 ⇒⑫加持水の井戸⇒⑬四国八十八箇所お砂踏み霊場⇒⑭弘法大師立像⇒⑮稚児大師像⇒⑯弁天堂⇒⑰十三重宝塔⇒⑱権現堂⇒⑲如意輪堂(女人堂)⇒⑳奥の院⇒㉑出世稲荷⇒㉒書院⇒㉓光明殿
《歴史的モニュメントの見どころと説明》
①山門(仁王門)
さて、ここから西新井大師の散策の旅が始まります。山門は江戸後期に建造された楼門で、両脇に迫力のある金剛力士像をまつっています。「西新井大師」の最寄り駅である「大師前駅」には、出口への階段のところに金剛力士像の巨大ポスターが貼られています。電車から降車すると目の前にその雄々しい姿を現します。このポスターを見てから本物を見ると更に感激が胸にこみ上げてきます。「山門(仁王門)」は足立区指定有形文化財となっています。
《言葉の意味と読み方》
楼門(ろうもん)…二階造りの門のことで、初重に屋根のない一重屋根のもの。
②塩地蔵
山門をくぐるとすぐ左手に「塩地蔵」の御堂があります。まるで雪だるまのように真っ白に塩で覆われています。ここに安置されている地蔵菩薩は、江戸時代からイボ取りに霊験がありと伝えられています。御堂内の塩をいただき、イボにつけるとイボがとれるとのことです。願をかけて功徳があった場合は塩を倍返しするところから塩地蔵と言われています。塩地蔵に類するものは東京都区部では、西新井大師のほかにも約10社寺にあるそうです。
《言葉の意味と読み方》御堂(みどう)…仏像を安置した堂のこと。
③六角観音堂
「塩地蔵」の次は「六角観音堂」です。「六角観音堂」は塩地蔵の並びにあり「聖観世音菩薩像」をまつっています。通称「ぼたん観音」と呼ばれています。
④大日如来像
「六角観音堂」の次は「大日如来像」です。「大日如来像」は六角観音堂の近くにあります。文政年間の建立、出羽三山の一つの湯殿山の大日如来を勧請したものです。「大日如来像」は宇宙に遍照する理智の法身体として尊ばれています。「大日如来像」を見上げてみると顔の表情がまるで太陽そのものの感じがします。まさし後光が差すとはこのことでしょうか。
《言葉の意味と読み方》遍照(へんじょう)…仏の光明があまねく世界を照らすこと。
⑤水屋
「大日如来像」の次は「水屋」です。「水屋」は本来神聖な儀式を行うところで、参拝前に身と口を清めるところですが、コロナのためできませんでした。しかし、四体のかわいらしい像が水桶を支えているのが印象的で、それを見ると実際にやらなくても身と口と心が清められた感じがしました。
⑥鐘楼堂
「水屋」の次は「鐘楼堂」です。誰でも除夜の鐘がつけることで知られています。鐘楼堂に吊り下げられている梵鐘は、江戸時代に製作された由緒あるものです。しかしこの梵鐘は第二次世界大戦期、武器生産に必要な金属資源が不足した大日本帝国の金属類回収令により供出させられた悲しい過去を持っています。金属資源として供出された梵鐘ですが、理由は不明ですが最終的には潰されることはなく終戦まで残され、戦後は戦利品として戦勝国アメリカへと渡っています。梵鐘はアメリカ海軍クリーブランド級軽巡洋艦パサデナによってアメリカへ持ち帰られ、艦と同名のカリフォルニア州ロサンゼルス郡のパサデナ市へ寄贈されることになり、長く同市役所の玄関ロビーに丁重に飾られていたということです。「鐘楼堂」前にある説明板には、戦後十年が経過した昭和30(1955)年、梵鐘は日米親善の絆としてパサデナ市より返還され、西新井大師へ戻ってきた経緯が刻銘に記されています。今年の大晦日には是非「西新井大師」を訪れ、新年を迎える鐘の音を足立区近隣一帯に響かせたいと思います。
⑦延命水洗い地蔵
「鐘楼堂」の次は「延命水洗い地蔵」です。「延命水洗い地蔵」は巣鴨にある御地蔵様が有名ですが、西新井大師にそれに負けずとも劣らない立派なお地蔵様があります。「延命水洗い地蔵」を信仰することで十種の福徳を授かれるといい、福徳の中には特に不老長寿・寿命長延の功徳があることで有名で、丁寧にお地蔵さまを磨きながら祈願すれば、十種の福徳を授かれるそうです。現在はコロナの影響で磨くことはできませんが、話を聞いたところによるとコロナ以前は、たわしを持った老若男女が中腰になって、我先にと一心不乱に「延命水洗い地蔵」を磨いている姿が見受けられたそうです。また、地蔵様の足元にあるたわしで丁寧にこすることで功徳を得られる手軽さから、通勤途中に磨いて行くサラリーマンやなどがお地蔵様を磨いていく光景も見受けられたそうです。何よりも「大師前駅」から歩いてすぐというアクセスの良さから、病気治癒、怪我の回復そして人生の節目を迎える人々もこの「延命水洗い地蔵」を磨きにくるということです。
⑧大本堂
「延命水洗い地蔵」の次は「大本堂」です。「西新井大師」の中心施設となる「大本堂」は、創建以来、幾度かの火災に遭遇し、その都度、再建を繰り返してきました。現在の「大本堂」は1971年(昭和46年)に再建された鉄筋コンクリート造です。本堂内には、「十一面観音(秘仏)」と「空海自刻と伝える弘法大師像(秘仏)」の他、「四天王像・阿弥陀三尊像(旧三匝堂安置)」を祀っており、護摩祈祷が毎日行われています。参拝者の悩みや願いを込めた厄除けの護摩焚きは1日に6回程度行われます。目の前で行われる護摩焚きは、燃え盛る炎を前に、火の粉を全身に受けながら読経する僧侶の姿は圧巻で目を見張るものです。また、祈祷時に仏具の生み出す甲高い神聖な音と力強い読経を聞いていると心がなごみ、自然と身を清めることができます。日々の雑念や煩悩から心を開放できる至福のひと時となるのは間違いなしです。また、「大本堂」から眺める風景は、予想外に感動ものです。ほぼ境内全体を一望でき、西新井の町も遠くに眺めることができます。何気ない風景ですが、街並みの中に「西新井大師」が融和している風景はひと時の安らぎを与えてくれます。
⑨三匝堂(さんそうどう)
「大本堂」の次は「三匝堂」です。その境内の一画に赤い塔がそびえ立っています。それが「三匝堂」です。1840(天保11)年の創建ですが、現存するのは明治17年再建で、東京都内に残る唯一の栄螺堂(さざえ堂)となっています。また、足立区登録有形文化財に指定されています。『竹の塚今昔物語』には、三匝堂は江戸時代後期の創建は天保5年1834年に建造され、明治17年に改造された際に内階段が外階段になったとありますが、現在は外階段もありません。一匝(1層目)に八十八体大師像、二匝(2層目)に十三佛、三匝(3層目)に五智如来と二十五菩薩を祀っています。三匝堂に祀られていた阿弥陀三尊像は、現在、大本堂に安置されています。残念ながら現在は内部の拝観はできません。この東京都内に残る唯一のさざえ堂の一方通行の階段を上ってみたらこんな風景に出会えるのかと想像するだけでワクワクしますね。
《言葉の意味と読み方》「サザエ堂」とは?
三匝堂は、別名栄螺堂(サザエ堂)とも呼ばれます。三匝堂は、三回めぐって三層に至る意味から名付けられ、栄螺堂(サザエ堂)は螺旋階段(らせんかいだん)で堂内を昇降することからつけられた呼び名です。堂内は約3.7メートル四方の広さで、高さは三層で約10メートルあります。三匝堂は東日本を中心に作られましたが、現存するのは6棟しかなく、総持寺三匝堂は大変貴重なものです。創建は天保5年(1834年)といわれ、明治17年(1884)に改修されています。その時、堂の下や周囲に諸国の霊場から取り寄せた砂を埋納しており、この砂を踏むことで参拝者は諸国の霊場を回ったのと同じ功徳を積むことができるといわれています。正面の軒下に掲げられた円形の扁額は高村光雲作と伝わっています
《言葉の意味と読み方》扁額…門戸・室内などにかかる細長い額
⑩水子地蔵
「三匝堂」の次は「水子地蔵」です。この世の光を見ずに親よりも先に黄泉の世界に旅立った子供は、三途の川が渡れず賽の河原で儚く石を積む行をしているといわれています。こうした子供たちも「水子地蔵」(地蔵菩薩)の慈悲の力により無事三途の川を渡河できると伝えられています。
⑪不動堂
「水子地蔵」の次は「不動堂」です。「不動堂」は関東三十六不動霊場の二十六番札所です。関東三十六不動尊霊場は、昭和62年(1987年)に不動明王をお祀りする南関東の36の寺院が集まって開創され、神奈川県の7寺が発心の道場、東京都の19寺が修行の道場、埼玉県の5寺が菩提の道場、千葉県の5寺が涅槃の道場として札所となっています。
《言葉の意味と読み方》
発心(ほっしん)…菩提心を起こすこと。あることをしようと思い立つこと
菩提心(ぼだいしん)…悟りを求め仏道を行おうとする心
涅槃(ねはん)…煩悩を断じて絶対的な静寂に達した状態
⑫加持水の井戸
「不動堂」の次は「加持水の井戸」です。「西新井大師」の境内には「加持水の井戸(かじみずのいど)」と呼ばれる井戸が、目立たない場所にひっそりとあります。実はこの井戸は「西新井大師」にとってとても重要な由緒ある場所なのです。平安時代の天長3年(826年)、このあたりは不作と疫病で多くの人々が苦しんでいました。そこへ、十一面観音のお告げを聞いた弘法大師がやって来ます。疫病で苦しむ多くの人を見た弘法大師は、これらの人々を助けるため、十一面観音像と自身の像を彫り、二十一日間の祈願を行いました。すると、枯れていた井戸から、なんと不思議なことに湧き水が溢れ出し、人々の疫病を癒していったのです。お堂の“西側”にある井戸から始まった、ということで現在の「西新井」の由来となりました。つまりここは、西新井にとって始まりの歴史そのものであり、「西新井大師」の中でも、一番重要な場所なのです。
⑬四国八十八箇所お砂踏み霊場
「加持水の井戸」の次は「四国八十八箇所お砂踏み霊場」です。この「四国八十八箇所お砂踏み霊場」は一周することで、四国巡礼の旅を実際に体験できます。お大師さまのご利益と観音慈悲の功徳を受けられるということです。四国八十八箇所巡りの霊場と高野山のお砂が敷き詰められていす。当日も年配のご夫婦が「四国八十八箇所お砂踏み霊場」を回っていました。
⑭弘法大師立像
「四国八十八箇所お砂踏み霊場」の次は「弘法大師立像」です。弘法大師が四国行脚をした際の立像です。凛とたたずむその姿はとても風情があり、魅了されること間違いなしです。
⑮稚児大師像
「弘法大師立像」の次は「稚児大師像」です。お大師様の幼少の頃のお姿です。弘法大師は、宝亀五年(774年)六月十五日に現在の香川県善通寺市生まれました。幼い時から智恵深く、神童の誉れ高くすべてに秀でていたそうです。古来よりこの「稚児大師様」を信仰すれば子育て、学業成就のご利益をいただくことが出来るとされています。
⑯弁天堂
「稚児大師像」の次は「弁天堂」です。七福神の一人・弁財天をまつっています。本尊の弁財天は音楽、弁才、財福などを司る女神で妙音天、美音天とも言います。もとインドの河神で、のち学問、芸術の守護神となります。「弁天堂」の建立は明らかではありませんが江戸期の古書にも記されて、現在、芸道達成、学業成就、航海安全等の祈願成就を願う人々が少なくないということです。
⑰十三重宝塔
「弁天堂」の次は「十三重宝塔」です。「十三重宝塔」は弘法大師報恩謝徳のために建てられた塔で、卒塔婆(ストゥーバ)と言われています。「十三重宝塔」には阿閤梨より受け継がれた仏舎利一粒が納められています。「十三重宝塔」は少し場所が分かりにくいですが、池の左奥角の所にあります。
《言葉の意味と読み方》
仏舎利(ぶっしゃり)…釈尊の遺骨
卒塔婆(そとば)…供養追善のため墓のうしろに立てる、上部を塔形にした細長い板
⑱権現堂
「十三重宝塔」の次は「権現堂」です。「西新井大師」の奥に進みます。「権現堂」の由来は、建立の折に山内の地鎮のため権現様をまつったことに始まります。その後数度の修復を経て今日に至ります。
《言葉の意味と読み方》権現…仏・菩薩が衆生を救うために種々の姿をとって現われること。
⑲如意輪堂(女人堂)
「権現堂」の次は「如意輪堂(女人堂)」です。「如意輪堂(女人堂)」は、うっかりすると見過ごしてしまいそうな場所、本堂の裏手にあります。如意輪観音をまつっております。女性の厄除け祈願と様々なお願いにご利益があるお堂です。もともと「西新井大師」は、女性の厄除け祈願所として栄えていました。「如意輪堂(女人堂)」は女性のためのお堂があり、女性の様々な願い事にご利益がある場所として、多くの女性が訪れます。
⑳奥の院
「如意輪堂(女人堂)」の次は「奥の院」です。「奥の院」は、「如意輪堂(女人堂)」からさらに奥に進みます。「奥の院」は高野山奥の院を関東に奉迎してここにまつりました。高野山奥の院を模して江戸時代後期の1805年に建造されました。
㉑出世稲荷
「奥の院」の次は「出世稲荷」です。「奥の院」から裏門の方向に進み、更に奥に進むと「出世稲荷」があります。「出世稲荷」といえば京都大原の出世稲荷神社や成田山の出世稲荷が特に有名ですが実は西新井大師にも「出世稲荷」があります。「出世稲荷」は五穀豊穣の神をまつっていますが、商売繁盛・出世運のパワースポットとしても知られています。出世稲荷大明神と書かれた真っ赤な稲荷幟旗の間を登って行くとお稲荷さんがあります。「西新井大師」とはまるで別世界の場所で独特の申請かつ静寂な雰囲気を醸し出しています。出世稲荷明神の壁面全面には彫刻が施されているそうですが、幕で隠れてしまい残念ながら良く見ることができませんでした。
㉒書院
「出世稲荷」の次は「書院」です。「出世稲荷」から本堂正面進むとその左手にあります。「書院」では各種行事、団体参詣の為の広間です。
㉓光明殿
「書院」の次は「光明殿」です。「光明殿」は「東門」をくぐり、牡丹園から大師駅方向に進むとあります。法事等の仏事がここで行われます。「光明殿」は本堂と遜色ない大きさです。その正面の広場では色々な催しが開催されているようです。「光明殿」の右手奥には「八角堂」あります。そして、その傍らに「四国八十八ケ所の本尊摸刻石仏」が数多くあります。
05_【西新井大師の「御朱印」について】
ご朱印は、本堂の正面階段を上った本堂の裏手にある「御朱印納経所」で頂けます。本堂の両側から回って行くことができます。また、本堂裏手にある階段からも行けます。ただし、ご朱印は新型コロナウィルス感染の終息まで書き置きのみとなっています。「御朱印納経所」に入ると正面に机がありますその上に番号がついた引き出しがあり、その中に御朱印が入っています。引き出しの脇に筆ペンと試し書きのメモ帳があるので、日付は自分で書いていきます。受付時間は通常午前9時から午後4時30分までとなっています。
①「厄除け弘法大師」の御朱印
「西新井大師」の主となる御朱印です。「奉拝」にかかる判は「仏法僧」、「弘法」にかかる本尊種字は「西新井大師」のもうお一人の御本尊十一面観音様です。また「関東八十八か所霊場」と「東国花の寺百ヶ寺の御朱印」もこちらがベースとなっています。
②「願成就不動明王」の御朱印
「西新井大師」では、「不動堂」にお不動様をお祀りしており、「関東三十六不動霊場26番札所」になっております。不動霊場巡りの場合はこの御朱印になります。
《言葉の読み方と解説》
「御朱印」とは
「御朱印」とは本来、お寺への御参詣の折、写経(般若心経など)を納めた証しとして納経帳に頂戴するものです。「御朱印」を集めるときにはご本尊様への読経またはお参りを欠かさないようすることが基本である。
「納経帳(のうきょうちょう)」とは
主に巡礼寺院でご朱印をいただくための巡礼地専用の御朱印帳のことを言います。これは、お遍路や巡礼がお寺の本堂などで写経を収め、その証としてお寺にある納経所(のうきょうしょ)でご朱印をいただくことが慣例となっていることから来ています。通常1箇寺300円です。1ヶ寺1ヶ寺、お寺を巡った大切な思い出をいつまでも残しておけます。
06_【お護摩祈願】
① 「お護摩祈願」とは
「西新井大師」で毎日行われている諸願成就の「お護摩祈願」の護摩は、物を焼くという意味で、炉の中に「護摩木」を井桁に積み上げて焚き、その火によって私たちの煩悩を焼きつくし、清らかな心になることで、ご本尊様に除災招福、開運厄除の成就をお願いする秘法です。護摩木は仏様へのお供えであり、この一本一本に名前と願い事を自分自身で書き、奉納されたものが「西新井大師」の「お護摩祈願」に使われます。つまり、私たちの気持ちが込められた炎が焚かれ、ご本尊様に願いを届けるというものです。
② 「護摩木」とは
「護摩木」とは、「お護摩祈願」で使用する特別な薪のことです。「お護摩祈願」では、本尊さまの前に護摩壇を置き、灯明(智恵の光)よりの火をもって真ん中の炉の中に護摩木を焚きます。仏教では、灯明は仏様へのお供えの中でも大切なものであり、炎は祈りと願いを運んで、魂を清めると信じられています。護摩木には三種類あり、このうち一番太い檀木(だんぎ)というものを井桁に積み上げていきます。檀木は炎を焚くための一番重要なものであるとともに、仏様へのお供えともなります。
③ 「護摩木」の受付は
「護摩木」の受付は「御祈願受付所」で申し込みみます。時間は9:00〜16:30の間、御祈願料は護摩木1本500円です。
④ 「護摩木」の書き方
「護摩木」に、願目(願い事)、名前、を上から順に書きます。四字熟語若しくは自分の言葉で願い事を書きます。お護摩祈願は自分自身の現在の利益のためのものであり、祖先のご供養はしない方がいいということです。
⑤ 「お護摩」の申し込みについて
ア 受付にて
「お護摩申込用紙」にお名前、願目、年齢、祈願料などを記入し、お護摩の時間10分前までに、受付に申し込みます。
イ 本堂にて
本堂の中に入り、お護摩を受けます。お護摩の所要時間は約20分です。お護摩が終わりましたら、順に名前が呼ばれるので、名前が呼ばれたらお護摩札を受け取ります。
ウ 「お護摩」の祈願料…五千円、一万円、二万円、三万円、五万円
07_【お守り】
「西新井大師」の境内内にある「札守授与所」では、護摩祈祷の受付の他、お守りやお礼などを授与して貰える建物になっています。この建物の左側が護摩祈祷の受付、右側がお守りとお礼の授与所になっています。この場所には願意ごとに色取り取りの可愛らしいお守りや御礼が陳列されています。「西新井大師」の厄除け守りには2種類があります。一つは定番の形のお守りで朱色のお守りに金色の文字が特徴的な「厄除守」(800円)、裏には神社の名前の刺繍が施されています。もう一つの厄除け守りは「厄除守・御礼タイプ」(300円)、透明で細長い小さなプラスチックケースの中に紙の御礼が入れられています。小さめのデザインなので常に身につけて持ち歩くことができます。また、幼少の頃の弘法大師様をモデルにしたデザインの「絵馬・お守り」もあり、裏側に願いを書くことができるようになっています。願いを裏に書くことによりこの「絵馬・お守り」が自分の子供を災難などから守ってくれると言われています。
08_【おみくじ】
本堂の入口右手と右手の2か所にあります。100円と200円の2種類のおみくじがあり、自分で引き出しから受け取るタイプです。200円のおみくじは招福守り入りで、いただいたお守りは財布などに入れて持ち歩くといいとされています。一般的に「おみくじ」は、個人の運勢や吉凶を占うために用いられて、「西新井大師」ばかりでなく他の神社でも非常に人気があり、特に初詣の際はほとんどの参拝者がおみくじを引くといっても過言ではありません。しかし、「おみくじ」の原点に立ち返り本来の意味を考えてみると「おみくじ」は単にその人の吉凶判断を目的として引き、吉や凶に一喜一憂するのでなく、 その内容を今後の生活指針としていくことが何より大切なことといえます。神社内の「みくじ掛(2本の柱の間に棒や縄を渡したもの)」や木の枝に 結んで帰る習わしもありますが、持ち帰っても何の問題もなく、引いた「おみくじ」を後から何度も読み返して、それに習って自分自身の行動に照らし合わすのがベストだと思います。それと「凶」を引いたからといって悲観する必要はまったくありません。「凶のおみくじ」を利き腕と反対の手で結べば、 困難な行いを達成することによって凶が吉に転じるという説もあります。
09_【藤棚といろは池】
「大本堂」の正面には樹齢700年とも言われている立派な「藤棚」があります。傍らには「いろは池」があり、ベンチなどの休息するスペースもありますので、水の音を聞きながら素晴らしい彩りと甘い香りを楽しむことのできる風情のある心安まるスポットとなっています。見ごろは4月下旬頃に牡丹とともに満開になり大きいもので藤の花房が約1mにもなるということです。ちなみに藤は、つるの巻き方によって右巻きの「野田藤」と左巻きの「山藤」にわけられ「西新井大師」の藤は右巻きの紫の「野田藤」です。
10_【牡丹園】
① 「牡丹園」の歴史と概要
牡丹は奈良の総本山長谷寺から移植され、西新井大師では文化・文政(1804-30)の頃から「牡丹園」が展開されたそうです。牡丹は西の「長谷寺(奈良県)」、東の「西新井」と言われ、これは牡丹の名所を表す言葉だそうです。「西新井大師」には3ケ所の「牡丹園(第二・第三・第四牡丹園)」があり、その中で最も大きい第二牡丹園では百品種2500株の牡丹が咲き誇ります。牡丹は4月頃徐々に開花し、4月中旬から下旬までが見ごろはとなっています。「牡丹園」はこの時期だけ公開され入園料は無料です。この第二牡丹園の隅にはアジサイや花菖蒲も植えられており、その区画はその開花時期に公開されます。
② 「牡丹園」の場所
ア 第二牡丹園…東門前 イ 第三牡丹園…山門と東門の間(境内) ウ 第四牡丹園…トイレの横(境内)
③ 「牡丹園」の開園時間…午前9時から午後4時30分まで
④ 「牡丹園」の開花状況は西新井大師の公式サイトで確認してください。
11_【花の寺】
「西新井大師」は「関東の花の寺」としても有名で多くの人々に愛されています。「西新井大師」は美しいのはボタンの花ばかりではありません。春は梅や桜が見事に咲き乱れ、初夏には美しい藤の花がかぐわしい香りを漂わせます。美しい境内の花は、「西新井大師」の魅力の一つとなっています。2月は梅、3月下旬は桜、4月は藤、6月上旬は菖蒲と紫陽花、9月中旬はコスモスなど月折々の花が咲き乱れ人の目と心を楽しませてくれます。
12_【弁天池】
「大本堂」の西脇にも池があります。「弁天池」と呼ばれ石製4径間多脚式太鼓桁橋が架かっています。親柱には大願成就とかいてありました。太鼓桁橋の左側に弁天堂の小祠が祀られそこへ行くための石橋も架かっています。この小さな弁天堂には私の手のひらほどの大きさの小さな龍の細工が施してありました。威風堂々で小さくても顔は怖く迫力がありました。さらに左右の柱横にも龍の細工が施してありました。
13_【西新井大師の主な年中行事】
① 年始…- 除夜の鐘、及び初詣
② 1月21日… 初大師
③ 2月3日 …「節分豆まき」「だるま供養」
④ 7月頃 …よさこいフェスタ
⑤ 7月 … 風鈴祭り
⑥ 8月下旬 … 西新井大師夏まつり
⑦ 12月21日… 納めの大師
「西新井大師」で“酉の市”を思わせる一年の最後の縁日「納めの大師」が行われます。「納めの大師」又は「終い大師」と呼ばれ、主に商売繁盛を祈願します。当日は、西新井大師の境内で、東京で今年最後となる「熊手市」が行われ、熊手・だるま・その他食料品などを売る露店が参道に軒を連ねるそうです。
14_【西新井大師の毎月の縁日】
縁日とは毎月決められた日にお参りをするといつも以上のご縁を仏様、神様と結ばれるという日です。特に21日は弘法大師様のご縁日で、多くの参詣者が訪れ、露天商(9時から16時まで)も多く出店します。露店は、「大師駅」から始まり境内全体、本堂の裏手にもあります。
① 毎月8日:薬師如来御縁日…11時の護摩祈願の後に本堂にて法要が行われます。
② 毎月21日:弘法大師さまの御縁日
③ 毎月28日:不動明王御縁日…11時の護摩祈願の後、不動堂にて護摩法要が行われます。
15_【西新井大師の参道の魅力】
《西新井大師“表参道”》
さて、「西新井大師」の参拝を終え帰り道これがまた楽しみです。それは何かと言えば、参道には古くからのお土産や食事処が沢山あります。やはりその土地の美味しい名物が食べられ、お土産として帰るなんて最高です。これぞ旅の醍醐味でしょう。まず、「山門」をくぐります。「西新井大師」といえば草団子ですね。山門前すぐにある「清水屋」と「中田屋」は「西新井大師」グルメを語るには欠かせないお店です。山門を背にして右側にあるのが清水屋、左側に有るのが中田屋です。どちらも「草団子」を取り扱うお店で、なんと両方の店で試食もできるのです。それぞれの店によって味や風味などが異なり、食べ比べてみるのも一つの楽しさが倍増しますね。両店とも美味しいので、ぜひどちらも試食して味わってみていただきたいです。
① 「清水屋」…名物:草団子
「清水屋」は元禄2年(1689年)、330余年続く江戸時代創業の老舗店です。「清水屋」の方が「中田屋」より約120年長い歴史があります。「草団子」や4種類の団子が入っている「四季のおだんご」などがあります。草団子は、試食もさせてもらえますし、また、店内でいただくこともできます。草団子は青森県産よもぎ、あんこは北海道産あずきを使用しています。「つぶあん」、「こしあん」、「黒蜜きな粉」から選べます。口に近づけたとたんによもぎの香りが漂ってきます。やわらかくてもちもちしてお土産にも最適ですね。また、ランチもしっかり店の中で食べられるので、ゆったりご飯食べたいときには是非利用してみるのもいいかもしれません。良き昔ながらの定食屋な感じのテーブルと椅子と座敷席もあり歴史と哀愁を感じます。
営業時間:9:00~18:00 定休日:不定休
② 「中田屋」…名物:草団子
「中田屋」は文化2年(180年)、220年弱続く江戸時代創業の老舗店です。鮮やかで深い緑色。生のよもぎ100%だけあって、よもぎの香りが強いです。しかし、あんこは甘すぎなくて、懐かしい味がします。あんこを付けてもよもぎを存分に感じることができます。実は、原料は上新粉、砂糖、ヨモギ、小豆で、無着色なのが中田屋の特徴です。それでいて色が濃いのはヨモギの量が多いからだそうです。草だんごに関しては好みが分かれるでしょうが、ヨモギの香りが強いのが中田屋の草団子ご特徴です。
営業時間:9:00~17:30 定休日:不定休
《一口メモ:「草団子」アラカルト》
平安時代、悪疫流行の折、当地に立ち寄られた弘法大師がよもぎをすり、病人に飲ませ祈祷したところ、たちどころに快復したことから、よもぎを上新粉に入れておだんごにして食べれば、健康、長寿になるとして当地に伝わってきました。それが今日の「草団子」の源流となっています。
「清水屋」、「中田屋」を後にして続いては、少し進んだところを左に入るとあるのが門前華永路(もんぜんはなようろ)というミニアーケード街があります。その一角にあるのがいなり寿司専門店の河村屋があります。いま西新井の新しい名物として注目と人気を誇っています。
③ 「河村屋」…名物:いなり寿司
いなり寿司で有名な「河村屋」は、テレビ等報道機関でもでも良く取り上げられ、お店の店頭の壁には訪れた芸能人のサインが数多く飾られています。テイクアウトのお店ですが、店の前にあるベンチや門前華永路には休憩スペースがありテーブル椅子がありますのでそこで頂くことも出来ます。「出世いなり」、「胡麻いなり」、「角煮いなり」、「かんぴょうまき」などがあります。一番人気は角煮が入った「角煮いなり」で、マヨネーズをちょっと付けて食べるのがおすすめの食べ方です。また、「出世いなり」も人気です。「出世いなり」の中には酢飯の他に味付きのうずらの卵が入っているという珍しいいなり寿司です。やはりこれも「ちょい足しマヨネーズ」で味が一段と引き立つそうです。ちなみに、日曜・祭日・縁日の日に数量限定で販売しています。
営業時間:11:00~17:00 定休日:月曜(祝日の場合翌日)
「河村屋」から後戻りして更に進むと右角に「田口屋菓子舗」があります。
④ 「田口屋菓子舗」名物:草団子、葛餅など
昭和初期から営業している老舗の和菓子専門店です。和菓子の専門職人が餡にこだわり材料にこだわり移りゆく季節に合わせて手作りの和菓子を作っています。店頭では酒まんじゅうなどを作っており、美味しそうな香りが漂っています。蒸したて熱々で酒粕の香りが良く、中身の餡とも相性ばっちりでお菓子タイムにぴったり。また、草団子、葛餅、季節の生菓子、上生菓子、焼き菓子、蒸し菓子などもありお土産にも適したお菓子をゲットできます。また、喫茶室もありお参りを終えてひと休みしたい、ゆったりとした時間を過ごしたい、おいしいお茶と和菓子が召し上がりたい時などに最適です。人気のメニューは、草だんご(500円)、くず餅(500円)でおいしいお茶とセットもあります。
営業時間:11:00~17:00 定休日:月曜(祝日の場合翌日)
「田口屋菓子舗」を右に曲がり少し進むと「かどや」があります。
⑤ 「かどや」名物:焼きそばとラーメン、夏は種類豊富なかき氷
「かどや」は創業なんと大正時代、80年以上という大変な歴史を誇る老舗です。大きな看板が目印で塗装の剥がれ具合が強烈な印象を与えます。このノスタルジーな外観が訪れる人々を魅了してやみません。しかし、外観とは裏腹に一歩お店に足を踏み入れると中はきれいに整然と保たれており、テーブル、イス、壁に貼られた短冊メニューも味があります。メニューは麺類、かき氷、今川焼といった昔ながらのメニューがずらり。特にかき氷の種類豊富です。子供の頃に屋台や海の家で食べたあの懐
かしい味に出会えます。また、ドラマなどの撮影で使われることも多く、芸能人の目撃情報も多いところです。会えたらラッキー、「西新井大師」参拝の御利益ですね。
営業時間:11:00~18:00 今川焼は11:30~ 定休日:不定休
「かどや」から元来た道を戻り、右折すると「浅香家」があります。
⑥ 「浅香家」名物:もちろんおせんべい
「西新井大師」の参道付近にはおせんべいのお店も何箇所かあります。中でもおすすめなのが「浅香家」です。歴史を感じさせる店構えに、金色の店名の看板あり印象に残ります。店頭に並ぶ透明ケースに入ったおせんべいがたくさんあります。種類も豊富でおせんべいは一枚一枚店内で焼かれた手焼きのおせんべいです。「浅香家」のおせんべいはとても堅いことで有名です。お寺の近くにはこういうお店が多い印象ですが、今では博物館で見るようなこういうレトロなお店を見ると何となく郷愁を誘いますね。
営業時間:9:00~18:00 定休日:不定休
《西新井大師“北参道”》
「西新井大師」は“表参道”だけでなく“北参道”もあります。“北参道”は「西新井大師」本堂の裏門出て、左に曲がり30m程歩き、最初の角を曲がるとそこが“北参道”となっています。“表参道”ばかりがスポットライトを浴びていますが、“北参道”にも素敵なお店を発見しました。
「コーヒーはんなり」
「コーヒーはんなり」は西新井大師の裏手の北参道にある落ち着いた趣のある喫茶店です。店内の雰囲気は、和とモダンの折衷をコンセプトとしたオシャレな内装で京都や金沢にあるような喫茶店をイメージした造りとなっています。店内は、和の小物や家具に囲まれていて落ち着いた雰囲気です。驚くなかれなんとお店の奥には、手入れが行き届いた日本庭園がありました。コーヒーは京都に店を構える「小川珈琲」の豆を使用し、サイフォンで入れてくれるコーヒーです。味わいはすっきりした飲み口でスッと喉を通ります。ケーキは食べませんでしたがコーヒーとの相性も抜群だそうです。店主ご夫妻のアットホームな接客も人気の理由で、ベビーカーを置けるスペースもありママ友の集まりや、地元の方も良く来店するそうです。
営業時間:10:00〜18:00 定休日:水曜日 第2火、水曜日連休
「西新井大師」の歴史等を紐解いていくと仏教用語など難しい言葉の壁にぶつかりましたまた、「西新井大師」へ一回行っただけでは、その歴史をとうてい理解することは不可能だったので、2022年7月に5回ほど訪れました。その甲斐あってか、「西新井大師風鈴祭り」、「毎月21日の弘法大師さまの御縁」も体験することができました。ますますその歴史が脈絡として、地域の人々に受け継がれているのも実感できました。今回は、自分自身の勉強という意味も含めて、自分なりに仏教用語などの難しい読みと意味も調べてみました。そして、「西新井大師」に魅力と歴史にのめり込んでしまい、結構のレポート量になってしまいました。トリップアドバイザーのビューアーの皆さんが分かりやすいように、「トリアド・インデックス」も作成しました。では、「西新井大師」と「参道周辺」の歴史と真実にせまっていきます。
では、いつものとおり「西新井大師」へのアクセスからスタートします。
01_【アクセス】
1 バスで利用して西新井大師へ
①《都バス》
ア [池袋駅東口] ⇒[西新井駅前]都営バス[王40]
・バス乗り場:「池袋駅東口」(6番のりば)
・24停留所目(「足立第五中学前」の次の停留所) 所要時間約43分
・9時から17時の間に1時間平均6~8便 ※北車庫行、豊島五丁目団地行は、西新井大師まで行かないので注意
・「西新井大師前」で下車し「西新井大師山門」まで徒歩2分180m
・バスを下車した後、バスの進行方向と反対方向に進みます。一つ目の信号(表示名:「西新井大師参道」)を右折します。目の前に「西新井大師参道の門」、「西新井大師の山門」その奥に「西新井大師」が見えてきます。後は道なりに「西新井大師参道」の昔ながらの店舗を楽しみながら直進するだけです。
イ [西新井駅前] ⇒[池袋駅東口]都営バス[王40]
・バス乗り場:「西新井駅前」(3番のりば)
・4停留所目(「栗原町」の次の停留所) 所要時間約7分
・9時から17時の間に1時間平均6~8便 ※豊島五丁目団地行は、池袋駅東口まで行かないので注意
・「西新井大師前」で下車し「西新井大師山門」まで徒歩3分190m
・バスを下車した後、バスの進行方向と同じ方向に進みます。一つ目の信号(表示名:「西新井大師参道」)を横断します。目の前に「西新井大師参道の門」、「西新井大師の山門」その奥に「西新井大師」が見えてきます。後は道なりに「西新井大師参道」の昔ながらの店舗を楽しみながら直進するだけです。
ウ [王子駅] ⇒[千住車庫]都営バス[王49]
・バス乗り場:「王子駅前」(4番のりば)
・28停留所目(「足立第五中学前」の次の停留所) 所要時間約30分
・9時から17時の間に1時間平均2~4便
・「西新井大師前」で下車し「西新井大師山門」まで徒歩2分180m
・バスを下車した後、バスの進行方向と反対方向に進みます。一つ目の信号(表示名:「西新井大師参道」)を右折します。目の前に「西新井大師参道の門」、「西新井大師の山門」その奥に「西新井大師」が見えてきます。後は道なりに「西新井大師参道」の昔ながらの店舗を楽しみながら直進するだけです。
エ [王子駅] ⇒[足立区役所]都営バス[王49折返]
・バス乗り場:「王子駅前」(4番のりば)
・28停留所目(「足立第五中学前」の次の停留所) 所要時間約30分
・9時から17時の間に1時間平均1~2便
・「西新井大師前」で下車し「西新井大師山門」まで徒歩2分180m
・バスを下車した後、バスの進行方向と反対方向に進みます。一つ目の信号(表示名:「西新井大師参道」)を右折します。目の前に「西新井大師参道の門」、「西新井大師の山門」その奥に「西新井大師」が見えてきます。後は道なりに「西新井大師参道」の昔ながらの店舗を楽しみながら直進するだけです。
②《東武バス》
ア [北千住駅] ⇒[西新井大師(車庫)] 東武バス[北01]
・バス乗り場:「北千住駅西口」(2番のりば)
・11停留所目(「病院前」の次の停留所) 所要時間約32分
・9時から17時の間に1時間平均6便
・「西新井大師(車庫)」で下車し「西新井大師山門」まで徒歩3分220m
・「東武線大師前駅」の前にバスは停車します。バスを下車した後、環七方面に進みます。一つ目のすぐの角を右折し30mほど進むと「西新井大師参道の門」があります。そこを右折すると「西新井大師の山門」その奥に「西新井大師」が見えてきます。後は道なりに「西新井大師参道」の昔ながらの店舗を楽しみながら直進するだけです。
・「西新井大師(車庫)」で下車し「西新井大師山門」まで徒歩5分400m
・バスを下車した後、バスの進行方向と反対方向に進みます。環七に当たります。一つ目の信号(表示名:西新井大師前)を渡らず右折し220mほど進み、次に一つ目の信号(表示名:「西新井大師参道」)があるのでそれを右折します。目の前に「西新井大師参道の門」、「西新井大師の山門」その奥に「西新井大師」が見えてきます。後は道なりに「西新井大師参道」の昔ながらの店舗を楽しみながら直進するだけです。「西新井大師参道の門」があります。そこを右折すると「西新井大師の山門」その奥に「西新井大師」が見えてきます。後は道なりに「西新井大師参道」の昔ながらの店舗を楽しみながら直進するだけです。
イ [北千住駅] ⇒[西新井大師(車庫)] 東武バス[北03]
・バス乗り場:「北千住駅西口」(4番のりば)
・10停留所目(「栗原町」の次の停留所) 所要時間約36分
・9時から17時の間に1時間平均1~2便
・「西新井大師(車庫)」で下車し「西新井大師山門」まで徒歩5分400m
・バスを下車した後、バスの進行方向と反対方向に進みます。環七に当たります。一つ目の信号(表示名:西新井大師前)を渡らず右折し220mほど進み、次に一つ目の信号(表示名:「西新井大師参道」)があるのでそれを右折します。目の前に「西新井大師参道の門」、「西新井大師の山門」その奥に「西新井大師」が見えてきます。後は道なりに「西新井大師参道」の昔ながらの店舗を楽しみながら直進するだけです。「西新井大師参道の門」があります。そこを右折すると「西新井大師の山門」その奥に「西新井大師」が見えてきます。後は道なりに「西新井大師参道」の昔ながらの店舗を楽しみながら直進するだけです。
③《国際興業バス》
西新井駅〔国際興業バス〕 赤23、赤27
ア [赤羽駅東口] ⇒[西新井駅] 国際興業バス[赤23]
・バス乗り場:「赤羽駅東口」(1番のりば)
・26停留所目(「第一団地(足立区)」の次の停留所) 所要時間約36分
・9時から17時の間に1時間平均3~4便
・「西新井車庫(東武バス)」で下車し「西新井大師山門」まで徒歩2分180m
・バスを下車した後、バスの進行方向と同じ方向に進みます。環七に当たります。その信号(表示名:西新井大師前)を渡らずに右折します。次の一つ目の信号(表示名:「西新井大師参道」)を右折します。目の前に「西新井大師参道の門」、「西新井大師の山門」その奥に「西新井大師」が見えてきます。後は道なりに「西新井大師参道」の昔ながらの店舗を楽しみながら直進するだけです。
イ [西新井駅] ⇒[赤羽駅東口] 国際興業バス[赤23]
・バス乗り場:「西新井駅前」(4番のりば)
・4停留所目(「栗原町」の次の停留所) 所要時間約7分
・9時から17時の間に1時間平均3~4便
・「西新井大師前」で下車し「西新井大師山門」まで徒歩3分190m
・バスを下車した後、バスの進行方向と反対方向に進みます。環七に当たります。その信号(表示名:西新井大師前)を渡らずに右折します。次の信号(表示名:「西新井大師参道」)を右折します。目の前に「西新井大師参道の門」、「西新井大師の山門」その奥に「西新井大師」が見えてきます。後は道なりに「西新井大師参道」の昔ながらの店舗を楽しみながら直進するだけです。
ウ [赤羽駅東口] ⇒[西新井駅] 国際興業バス[赤27]
・バス乗り場:「赤羽駅東口」(3番のりば)
・25停留所目(「第五中学裏」の次の停留所) 所要時間約50分
・9時から17時の間に1時間平均3~4便
・「西新井大師前」で下車し「西新井大師山門」まで徒歩2分180m
エ [西新井駅] ⇒[赤羽駅東口] 国際興業バス[赤27]
・バス乗り場:「西新井駅前」(4番のりば)
・4停留所目(「栗原町」の次の停留所) 所要時間約7分
・9時から17時の間に1時間平均6~8便
・「西新井大師前」で下車し「西新井大師山門」まで徒歩3分190m
2 電車を利用して西新井大師へ
① 《東武大師線「大師前駅」から:西新井大師参道経由の場合徒歩3分240m》
東武大師線「大師前駅」へ行くには、東武スカイツリーライン「西新井駅」で乗り換えます。「西新井駅」は急行が停車しますので便利です。北千住方面、草加方面から来ても中間の車両に乗れば階段があります。階段を上がると改札口がありますが、この改札口は出口専用ですのでここから出ないようにしてください。その奥に「大師前駅」へ行く改札があります。パスモ等交通系カードがあればそこをタッチして通り抜けます。それ以外は切符を購入しなければなりません。「大師前駅」へ行く券売機は改札手前の左側にあります。電車は10分間隔で出ていますので待ち時間のストレスは溜まりません。二両編成のかわいらしい列車に乗り、揺られること一駅、約2分乗れば「大師前駅」に到着します。「大師前駅」は無人駅なので「「大師前駅」には切符の券売機や精算機、自動改札機がなく、乗車券の購入や清算はすべて起点駅の「西新井駅」で行います。「大師前駅」から「西新井大師」へは、西新井大師参道経由して行く方法と裏道から行く二つの選択肢があります。裏道は「ボタン園」がすぐですが、その時期以外はお薦めできません。やはりせっかく来たのだから「西新井大師参道」の昔ながらの店舗を楽しみながら「西新井大師の山門」から入るのがベストのお薦めルートですね。まず、階段を降り直進し駅から出ます。出口は二つありますが、左へ行くとバス乗り場になっています。出口を出て直進すると環七に出ます。約220mほど進み、次に一つ目の信号(表示名:「西新井大師参道」)があるのでそれを右折します。目の前に「西新井大師参道の門」、「西新井大師の山門」その奥に「西新井大師」が見えてきます。後は道なりに「西新井大師参道」の昔ながらの店舗を楽しみながら直進するだけです。「西新井大師参道の門」があります。そこを右折すると「西新井大師の山門」その奥に「西新井大師」が見えてきます。後は道なりに「西新井大師参道」の昔ながらの店舗を楽しみながら直進するだけです。
② 《日暮里・舎人ライナー「西新井大師西駅」から「西新井大師の山門」まで:徒歩約17分1.3km、》
「日暮里・舎人ライナー」は、2008(平成20)年の開業で、その特徴はコンピュータ制御による自動運転を行う新交通システムで、日暮里~見沼代親水公園間(9.7km・13駅)を運行しています。「JR日暮里駅」あるいは「JR西日暮里駅」から「日暮里・舎人ライナー」を利用することができます。列車の本数も9時から17時の間に10本以上あり、「JR日暮里駅」、「JR西日暮里駅」でスムーズに乗り換えることができます。「西新井大師」へ行くには、「西新井大師西駅」で下車します。「JR日暮里駅」からなら13分、8駅目、「JR西日暮里駅」からなら11分」7駅目です。改札口は一つだけで、改札を出たら右方向に行き「東口」に出ます。そのまま直進すると環七通り(江北橋陸橋)に出ます。環七通りを左折し、約850mほど直進すると信号(表示名:「西新井大師参道」)があるのでそれを右折します。目の前に「西新井大師参道の門」、「西新井大師の山門」その奥に「西新井大師」が見えてきます。後は道なりに「西新井大師参道」の昔ながらの店舗を楽しみながら直進するだけです。「西新井大師参道の門」があります。そこを右折すると「西新井大師の山門」その奥に「西新井大師」が見えてきます。後は道なりに「西新井大師参道」の昔ながらの店舗を楽しみながら直進するだけです。
02_【知って得する西新井大師の歴史】
西新井大師(総持寺)は、正式名称を「五智山遍照院總持寺」(ごちさんへんじょういんそうじじ)といい真言宗豊山派の大規模な寺院で「川崎大師」、「観福寺大師堂」(千葉県香取市)と並ぶ「関東厄除け三大師」の1つである。平安時代の天長3年(西暦826年)、弘法大師が関東巡錫の折に立ち寄り、悪疫流行に悩む村人たちを救おうと、自ら十一面観音を造り21日間の祈祷を行ったところ、枯れ井戸から清らかな水が湧き、病はたちどころに平癒したと伝わっています。その井戸がお堂の西側にあったことから、「西新井」の地名となったとされています。弘法大師空海が当地を通過した際に創建されたと伝えられ、第二次世界大戦の戦禍を免れたため、戦前からの堂宇が比較的残っています。真言宗を開宗した弘法大師は、歴史上「空海」として知られる有名人で、地元では「お大師さま」の愛称で親しまれています。境内には壮大な景観を誇る大本堂をはじめ、文化的にも価値の高い建造物が数多く存在しています。厄除け以外にも、様々な所願成就や子どもの初参り、七五三、毎日の護摩祈願など、様々な祈願も行われており、江戸時代から続く祈願所としても有名です。
《言葉の意味と読み方》
巡錫(じゅんしゃく)…錫杖を携えて僧侶が各地を巡行して教導・遊化すること
錫杖(しゃくじょう)…僧侶・修験者の持つ杖
巡行(じゅんこう)…各地を渡り歩く
遊行(ゆぎょう)…僧侶が修行・説法のために諸国を巡り歩くこと
遊化(ゆげ) …僧侶が遊行して人を教化し善に導くこと
堂宇(どうう)…堂、殿堂のこと
03_【西新井大師の基本情報】
①正式名称…五智山遍照院總持寺」(ごちさんへんじょういんそうじじ)
②本尊…十一面観世音菩薩弘法大師
③ご利益厄除…開運、方位除け、所願成就
④開創…天長3年(西暦826年)
⑤開基…空海(弘法大師)
⑥宗派…真言宗豊山派
⑦総本山…長谷寺(奈良県桜井市)⇒総本山とは…一宗・一派を管轄する寺
⑧大本山…護国寺(東京都文京区)⇒大本山とは…総本山の下にあって所属の末寺を統括する寺
⑨札所…ア関東八十八ヶ所霊場特別霊場 イ関東36不動霊場26番札所 ウ東国花の寺百ヶ寺東京1番
⑩所在地〒123-0841 東京都足立区西新井1-15-1
《札所の説明と由来》
ア 関東八十八ヶ所霊場特別霊場(かんとうはちじゅうはちかしょ)
関東八十八ヵ所霊場は、平成7年(1995年)に開創された首都圏より「日帰り遍路」可能な関東一都六県を巡る弘法大師霊場です。八十八ヵ所の霊場と六ヵ所の特別霊場により構成されています。弘法大師ゆかりの四国霊場のお砂を関東の八十八の名刹に勧請し、「関東八十八ヵ所霊場」ができたのです。
イ 関東三十六不動尊霊場(かんとうさんじゅうろくふどうそんれいじょう)
関東三十六不動尊霊場は、神奈川県・東京都・埼玉県・千葉県内にある36箇所の不動明王霊場寺院にある不動明王を巡る霊場巡りのことです。昭和62年(1987年)に開創されました。四国八十八ヶ所にならって東京19ヶ所のお寺は「修行の道場」、神奈川県7ヶ所のお寺は「発心の道場」、、埼玉県5ヶ所のお寺は「菩薩の道場」、千葉県5ヶ所のお寺は「涅槃の道場」と言ったテーマがつけられています。
ウ 東国花の寺百ヶ寺
東国花の寺は、四季折々の美しい花を楽しめる関東1都6県の「花の寺」と称される寺院が集まり、 平成13年3月に発会しました。季節の花にあわせて、近郊で少しずつめぐれる癒しのお寺です。現在103ヶ寺が参加しています。
04_【拝観順路と歴史的モニュメントの説明】
《ベストな拝観順路》
①山門(仁王門)⇒②塩地蔵⇒③六角観音堂⇒④大日如来像⇒⑤水屋⇒⑥鐘楼堂⇒⑦延命水洗い地蔵⇒⑧大本堂⇒⑨三匝堂(さんそうどう)⇒⑩水子地蔵⇒⑪不動堂 ⇒⑫加持水の井戸⇒⑬四国八十八箇所お砂踏み霊場⇒⑭弘法大師立像⇒⑮稚児大師像⇒⑯弁天堂⇒⑰十三重宝塔⇒⑱権現堂⇒⑲如意輪堂(女人堂)⇒⑳奥の院⇒㉑出世稲荷⇒㉒書院⇒㉓光明殿
《歴史的モニュメントの見どころと説明》
①山門(仁王門)
さて、ここから西新井大師の散策の旅が始まります。山門は江戸後期に建造された楼門で、両脇に迫力のある金剛力士像をまつっています。「西新井大師」の最寄り駅である「大師前駅」には、出口への階段のところに金剛力士像の巨大ポスターが貼られています。電車から降車すると目の前にその雄々しい姿を現します。このポスターを見てから本物を見ると更に感激が胸にこみ上げてきます。「山門(仁王門)」は足立区指定有形文化財となっています。
《言葉の意味と読み方》
楼門(ろうもん)…二階造りの門のことで、初重に屋根のない一重屋根のもの。
②塩地蔵
山門をくぐるとすぐ左手に「塩地蔵」の御堂があります。まるで雪だるまのように真っ白に塩で覆われています。ここに安置されている地蔵菩薩は、江戸時代からイボ取りに霊験がありと伝えられています。御堂内の塩をいただき、イボにつけるとイボがとれるとのことです。願をかけて功徳があった場合は塩を倍返しするところから塩地蔵と言われています。塩地蔵に類するものは東京都区部では、西新井大師のほかにも約10社寺にあるそうです。
《言葉の意味と読み方》御堂(みどう)…仏像を安置した堂のこと。
③六角観音堂
「塩地蔵」の次は「六角観音堂」です。「六角観音堂」は塩地蔵の並びにあり「聖観世音菩薩像」をまつっています。通称「ぼたん観音」と呼ばれています。
④大日如来像
「六角観音堂」の次は「大日如来像」です。「大日如来像」は六角観音堂の近くにあります。文政年間の建立、出羽三山の一つの湯殿山の大日如来を勧請したものです。「大日如来像」は宇宙に遍照する理智の法身体として尊ばれています。「大日如来像」を見上げてみると顔の表情がまるで太陽そのものの感じがします。まさし後光が差すとはこのことでしょうか。
《言葉の意味と読み方》遍照(へんじょう)…仏の光明があまねく世界を照らすこと。
⑤水屋
「大日如来像」の次は「水屋」です。「水屋」は本来神聖な儀式を行うところで、参拝前に身と口を清めるところですが、コロナのためできませんでした。しかし、四体のかわいらしい像が水桶を支えているのが印象的で、それを見ると実際にやらなくても身と口と心が清められた感じがしました。
⑥鐘楼堂
「水屋」の次は「鐘楼堂」です。誰でも除夜の鐘がつけることで知られています。鐘楼堂に吊り下げられている梵鐘は、江戸時代に製作された由緒あるものです。しかしこの梵鐘は第二次世界大戦期、武器生産に必要な金属資源が不足した大日本帝国の金属類回収令により供出させられた悲しい過去を持っています。金属資源として供出された梵鐘ですが、理由は不明ですが最終的には潰されることはなく終戦まで残され、戦後は戦利品として戦勝国アメリカへと渡っています。梵鐘はアメリカ海軍クリーブランド級軽巡洋艦パサデナによってアメリカへ持ち帰られ、艦と同名のカリフォルニア州ロサンゼルス郡のパサデナ市へ寄贈されることになり、長く同市役所の玄関ロビーに丁重に飾られていたということです。「鐘楼堂」前にある説明板には、戦後十年が経過した昭和30(1955)年、梵鐘は日米親善の絆としてパサデナ市より返還され、西新井大師へ戻ってきた経緯が刻銘に記されています。今年の大晦日には是非「西新井大師」を訪れ、新年を迎える鐘の音を足立区近隣一帯に響かせたいと思います。
⑦延命水洗い地蔵
「鐘楼堂」の次は「延命水洗い地蔵」です。「延命水洗い地蔵」は巣鴨にある御地蔵様が有名ですが、西新井大師にそれに負けずとも劣らない立派なお地蔵様があります。「延命水洗い地蔵」を信仰することで十種の福徳を授かれるといい、福徳の中には特に不老長寿・寿命長延の功徳があることで有名で、丁寧にお地蔵さまを磨きながら祈願すれば、十種の福徳を授かれるそうです。現在はコロナの影響で磨くことはできませんが、話を聞いたところによるとコロナ以前は、たわしを持った老若男女が中腰になって、我先にと一心不乱に「延命水洗い地蔵」を磨いている姿が見受けられたそうです。また、地蔵様の足元にあるたわしで丁寧にこすることで功徳を得られる手軽さから、通勤途中に磨いて行くサラリーマンやなどがお地蔵様を磨いていく光景も見受けられたそうです。何よりも「大師前駅」から歩いてすぐというアクセスの良さから、病気治癒、怪我の回復そして人生の節目を迎える人々もこの「延命水洗い地蔵」を磨きにくるということです。
⑧大本堂
「延命水洗い地蔵」の次は「大本堂」です。「西新井大師」の中心施設となる「大本堂」は、創建以来、幾度かの火災に遭遇し、その都度、再建を繰り返してきました。現在の「大本堂」は1971年(昭和46年)に再建された鉄筋コンクリート造です。本堂内には、「十一面観音(秘仏)」と「空海自刻と伝える弘法大師像(秘仏)」の他、「四天王像・阿弥陀三尊像(旧三匝堂安置)」を祀っており、護摩祈祷が毎日行われています。参拝者の悩みや願いを込めた厄除けの護摩焚きは1日に6回程度行われます。目の前で行われる護摩焚きは、燃え盛る炎を前に、火の粉を全身に受けながら読経する僧侶の姿は圧巻で目を見張るものです。また、祈祷時に仏具の生み出す甲高い神聖な音と力強い読経を聞いていると心がなごみ、自然と身を清めることができます。日々の雑念や煩悩から心を開放できる至福のひと時となるのは間違いなしです。また、「大本堂」から眺める風景は、予想外に感動ものです。ほぼ境内全体を一望でき、西新井の町も遠くに眺めることができます。何気ない風景ですが、街並みの中に「西新井大師」が融和している風景はひと時の安らぎを与えてくれます。
⑨三匝堂(さんそうどう)
「大本堂」の次は「三匝堂」です。その境内の一画に赤い塔がそびえ立っています。それが「三匝堂」です。1840(天保11)年の創建ですが、現存するのは明治17年再建で、東京都内に残る唯一の栄螺堂(さざえ堂)となっています。また、足立区登録有形文化財に指定されています。『竹の塚今昔物語』には、三匝堂は江戸時代後期の創建は天保5年1834年に建造され、明治17年に改造された際に内階段が外階段になったとありますが、現在は外階段もありません。一匝(1層目)に八十八体大師像、二匝(2層目)に十三佛、三匝(3層目)に五智如来と二十五菩薩を祀っています。三匝堂に祀られていた阿弥陀三尊像は、現在、大本堂に安置されています。残念ながら現在は内部の拝観はできません。この東京都内に残る唯一のさざえ堂の一方通行の階段を上ってみたらこんな風景に出会えるのかと想像するだけでワクワクしますね。
《言葉の意味と読み方》「サザエ堂」とは?
三匝堂は、別名栄螺堂(サザエ堂)とも呼ばれます。三匝堂は、三回めぐって三層に至る意味から名付けられ、栄螺堂(サザエ堂)は螺旋階段(らせんかいだん)で堂内を昇降することからつけられた呼び名です。堂内は約3.7メートル四方の広さで、高さは三層で約10メートルあります。三匝堂は東日本を中心に作られましたが、現存するのは6棟しかなく、総持寺三匝堂は大変貴重なものです。創建は天保5年(1834年)といわれ、明治17年(1884)に改修されています。その時、堂の下や周囲に諸国の霊場から取り寄せた砂を埋納しており、この砂を踏むことで参拝者は諸国の霊場を回ったのと同じ功徳を積むことができるといわれています。正面の軒下に掲げられた円形の扁額は高村光雲作と伝わっています
《言葉の意味と読み方》扁額…門戸・室内などにかかる細長い額
⑩水子地蔵
「三匝堂」の次は「水子地蔵」です。この世の光を見ずに親よりも先に黄泉の世界に旅立った子供は、三途の川が渡れず賽の河原で儚く石を積む行をしているといわれています。こうした子供たちも「水子地蔵」(地蔵菩薩)の慈悲の力により無事三途の川を渡河できると伝えられています。
⑪不動堂
「水子地蔵」の次は「不動堂」です。「不動堂」は関東三十六不動霊場の二十六番札所です。関東三十六不動尊霊場は、昭和62年(1987年)に不動明王をお祀りする南関東の36の寺院が集まって開創され、神奈川県の7寺が発心の道場、東京都の19寺が修行の道場、埼玉県の5寺が菩提の道場、千葉県の5寺が涅槃の道場として札所となっています。
《言葉の意味と読み方》
発心(ほっしん)…菩提心を起こすこと。あることをしようと思い立つこと
菩提心(ぼだいしん)…悟りを求め仏道を行おうとする心
涅槃(ねはん)…煩悩を断じて絶対的な静寂に達した状態
⑫加持水の井戸
「不動堂」の次は「加持水の井戸」です。「西新井大師」の境内には「加持水の井戸(かじみずのいど)」と呼ばれる井戸が、目立たない場所にひっそりとあります。実はこの井戸は「西新井大師」にとってとても重要な由緒ある場所なのです。平安時代の天長3年(826年)、このあたりは不作と疫病で多くの人々が苦しんでいました。そこへ、十一面観音のお告げを聞いた弘法大師がやって来ます。疫病で苦しむ多くの人を見た弘法大師は、これらの人々を助けるため、十一面観音像と自身の像を彫り、二十一日間の祈願を行いました。すると、枯れていた井戸から、なんと不思議なことに湧き水が溢れ出し、人々の疫病を癒していったのです。お堂の“西側”にある井戸から始まった、ということで現在の「西新井」の由来となりました。つまりここは、西新井にとって始まりの歴史そのものであり、「西新井大師」の中でも、一番重要な場所なのです。
⑬四国八十八箇所お砂踏み霊場
「加持水の井戸」の次は「四国八十八箇所お砂踏み霊場」です。この「四国八十八箇所お砂踏み霊場」は一周することで、四国巡礼の旅を実際に体験できます。お大師さまのご利益と観音慈悲の功徳を受けられるということです。四国八十八箇所巡りの霊場と高野山のお砂が敷き詰められていす。当日も年配のご夫婦が「四国八十八箇所お砂踏み霊場」を回っていました。
⑭弘法大師立像
「四国八十八箇所お砂踏み霊場」の次は「弘法大師立像」です。弘法大師が四国行脚をした際の立像です。凛とたたずむその姿はとても風情があり、魅了されること間違いなしです。
⑮稚児大師像
「弘法大師立像」の次は「稚児大師像」です。お大師様の幼少の頃のお姿です。弘法大師は、宝亀五年(774年)六月十五日に現在の香川県善通寺市生まれました。幼い時から智恵深く、神童の誉れ高くすべてに秀でていたそうです。古来よりこの「稚児大師様」を信仰すれば子育て、学業成就のご利益をいただくことが出来るとされています。
⑯弁天堂
「稚児大師像」の次は「弁天堂」です。七福神の一人・弁財天をまつっています。本尊の弁財天は音楽、弁才、財福などを司る女神で妙音天、美音天とも言います。もとインドの河神で、のち学問、芸術の守護神となります。「弁天堂」の建立は明らかではありませんが江戸期の古書にも記されて、現在、芸道達成、学業成就、航海安全等の祈願成就を願う人々が少なくないということです。
⑰十三重宝塔
「弁天堂」の次は「十三重宝塔」です。「十三重宝塔」は弘法大師報恩謝徳のために建てられた塔で、卒塔婆(ストゥーバ)と言われています。「十三重宝塔」には阿閤梨より受け継がれた仏舎利一粒が納められています。「十三重宝塔」は少し場所が分かりにくいですが、池の左奥角の所にあります。
《言葉の意味と読み方》
仏舎利(ぶっしゃり)…釈尊の遺骨
卒塔婆(そとば)…供養追善のため墓のうしろに立てる、上部を塔形にした細長い板
⑱権現堂
「十三重宝塔」の次は「権現堂」です。「西新井大師」の奥に進みます。「権現堂」の由来は、建立の折に山内の地鎮のため権現様をまつったことに始まります。その後数度の修復を経て今日に至ります。
《言葉の意味と読み方》権現…仏・菩薩が衆生を救うために種々の姿をとって現われること。
⑲如意輪堂(女人堂)
「権現堂」の次は「如意輪堂(女人堂)」です。「如意輪堂(女人堂)」は、うっかりすると見過ごしてしまいそうな場所、本堂の裏手にあります。如意輪観音をまつっております。女性の厄除け祈願と様々なお願いにご利益があるお堂です。もともと「西新井大師」は、女性の厄除け祈願所として栄えていました。「如意輪堂(女人堂)」は女性のためのお堂があり、女性の様々な願い事にご利益がある場所として、多くの女性が訪れます。
⑳奥の院
「如意輪堂(女人堂)」の次は「奥の院」です。「奥の院」は、「如意輪堂(女人堂)」からさらに奥に進みます。「奥の院」は高野山奥の院を関東に奉迎してここにまつりました。高野山奥の院を模して江戸時代後期の1805年に建造されました。
㉑出世稲荷
「奥の院」の次は「出世稲荷」です。「奥の院」から裏門の方向に進み、更に奥に進むと「出世稲荷」があります。「出世稲荷」といえば京都大原の出世稲荷神社や成田山の出世稲荷が特に有名ですが実は西新井大師にも「出世稲荷」があります。「出世稲荷」は五穀豊穣の神をまつっていますが、商売繁盛・出世運のパワースポットとしても知られています。出世稲荷大明神と書かれた真っ赤な稲荷幟旗の間を登って行くとお稲荷さんがあります。「西新井大師」とはまるで別世界の場所で独特の申請かつ静寂な雰囲気を醸し出しています。出世稲荷明神の壁面全面には彫刻が施されているそうですが、幕で隠れてしまい残念ながら良く見ることができませんでした。
㉒書院
「出世稲荷」の次は「書院」です。「出世稲荷」から本堂正面進むとその左手にあります。「書院」では各種行事、団体参詣の為の広間です。
㉓光明殿
「書院」の次は「光明殿」です。「光明殿」は「東門」をくぐり、牡丹園から大師駅方向に進むとあります。法事等の仏事がここで行われます。「光明殿」は本堂と遜色ない大きさです。その正面の広場では色々な催しが開催されているようです。「光明殿」の右手奥には「八角堂」あります。そして、その傍らに「四国八十八ケ所の本尊摸刻石仏」が数多くあります。
05_【西新井大師の「御朱印」について】
ご朱印は、本堂の正面階段を上った本堂の裏手にある「御朱印納経所」で頂けます。本堂の両側から回って行くことができます。また、本堂裏手にある階段からも行けます。ただし、ご朱印は新型コロナウィルス感染の終息まで書き置きのみとなっています。「御朱印納経所」に入ると正面に机がありますその上に番号がついた引き出しがあり、その中に御朱印が入っています。引き出しの脇に筆ペンと試し書きのメモ帳があるので、日付は自分で書いていきます。受付時間は通常午前9時から午後4時30分までとなっています。
①「厄除け弘法大師」の御朱印
「西新井大師」の主となる御朱印です。「奉拝」にかかる判は「仏法僧」、「弘法」にかかる本尊種字は「西新井大師」のもうお一人の御本尊十一面観音様です。また「関東八十八か所霊場」と「東国花の寺百ヶ寺の御朱印」もこちらがベースとなっています。
②「願成就不動明王」の御朱印
「西新井大師」では、「不動堂」にお不動様をお祀りしており、「関東三十六不動霊場26番札所」になっております。不動霊場巡りの場合はこの御朱印になります。
《言葉の読み方と解説》
「御朱印」とは
「御朱印」とは本来、お寺への御参詣の折、写経(般若心経など)を納めた証しとして納経帳に頂戴するものです。「御朱印」を集めるときにはご本尊様への読経またはお参りを欠かさないようすることが基本である。
「納経帳(のうきょうちょう)」とは
主に巡礼寺院でご朱印をいただくための巡礼地専用の御朱印帳のことを言います。これは、お遍路や巡礼がお寺の本堂などで写経を収め、その証としてお寺にある納経所(のうきょうしょ)でご朱印をいただくことが慣例となっていることから来ています。通常1箇寺300円です。1ヶ寺1ヶ寺、お寺を巡った大切な思い出をいつまでも残しておけます。
06_【お護摩祈願】
① 「お護摩祈願」とは
「西新井大師」で毎日行われている諸願成就の「お護摩祈願」の護摩は、物を焼くという意味で、炉の中に「護摩木」を井桁に積み上げて焚き、その火によって私たちの煩悩を焼きつくし、清らかな心になることで、ご本尊様に除災招福、開運厄除の成就をお願いする秘法です。護摩木は仏様へのお供えであり、この一本一本に名前と願い事を自分自身で書き、奉納されたものが「西新井大師」の「お護摩祈願」に使われます。つまり、私たちの気持ちが込められた炎が焚かれ、ご本尊様に願いを届けるというものです。
② 「護摩木」とは
「護摩木」とは、「お護摩祈願」で使用する特別な薪のことです。「お護摩祈願」では、本尊さまの前に護摩壇を置き、灯明(智恵の光)よりの火をもって真ん中の炉の中に護摩木を焚きます。仏教では、灯明は仏様へのお供えの中でも大切なものであり、炎は祈りと願いを運んで、魂を清めると信じられています。護摩木には三種類あり、このうち一番太い檀木(だんぎ)というものを井桁に積み上げていきます。檀木は炎を焚くための一番重要なものであるとともに、仏様へのお供えともなります。
③ 「護摩木」の受付は
「護摩木」の受付は「御祈願受付所」で申し込みみます。時間は9:00〜16:30の間、御祈願料は護摩木1本500円です。
④ 「護摩木」の書き方
「護摩木」に、願目(願い事)、名前、を上から順に書きます。四字熟語若しくは自分の言葉で願い事を書きます。お護摩祈願は自分自身の現在の利益のためのものであり、祖先のご供養はしない方がいいということです。
⑤ 「お護摩」の申し込みについて
ア 受付にて
「お護摩申込用紙」にお名前、願目、年齢、祈願料などを記入し、お護摩の時間10分前までに、受付に申し込みます。
イ 本堂にて
本堂の中に入り、お護摩を受けます。お護摩の所要時間は約20分です。お護摩が終わりましたら、順に名前が呼ばれるので、名前が呼ばれたらお護摩札を受け取ります。
ウ 「お護摩」の祈願料…五千円、一万円、二万円、三万円、五万円
07_【お守り】
「西新井大師」の境内内にある「札守授与所」では、護摩祈祷の受付の他、お守りやお礼などを授与して貰える建物になっています。この建物の左側が護摩祈祷の受付、右側がお守りとお礼の授与所になっています。この場所には願意ごとに色取り取りの可愛らしいお守りや御礼が陳列されています。「西新井大師」の厄除け守りには2種類があります。一つは定番の形のお守りで朱色のお守りに金色の文字が特徴的な「厄除守」(800円)、裏には神社の名前の刺繍が施されています。もう一つの厄除け守りは「厄除守・御礼タイプ」(300円)、透明で細長い小さなプラスチックケースの中に紙の御礼が入れられています。小さめのデザインなので常に身につけて持ち歩くことができます。また、幼少の頃の弘法大師様をモデルにしたデザインの「絵馬・お守り」もあり、裏側に願いを書くことができるようになっています。願いを裏に書くことによりこの「絵馬・お守り」が自分の子供を災難などから守ってくれると言われています。
08_【おみくじ】
本堂の入口右手と右手の2か所にあります。100円と200円の2種類のおみくじがあり、自分で引き出しから受け取るタイプです。200円のおみくじは招福守り入りで、いただいたお守りは財布などに入れて持ち歩くといいとされています。一般的に「おみくじ」は、個人の運勢や吉凶を占うために用いられて、「西新井大師」ばかりでなく他の神社でも非常に人気があり、特に初詣の際はほとんどの参拝者がおみくじを引くといっても過言ではありません。しかし、「おみくじ」の原点に立ち返り本来の意味を考えてみると「おみくじ」は単にその人の吉凶判断を目的として引き、吉や凶に一喜一憂するのでなく、 その内容を今後の生活指針としていくことが何より大切なことといえます。神社内の「みくじ掛(2本の柱の間に棒や縄を渡したもの)」や木の枝に 結んで帰る習わしもありますが、持ち帰っても何の問題もなく、引いた「おみくじ」を後から何度も読み返して、それに習って自分自身の行動に照らし合わすのがベストだと思います。それと「凶」を引いたからといって悲観する必要はまったくありません。「凶のおみくじ」を利き腕と反対の手で結べば、 困難な行いを達成することによって凶が吉に転じるという説もあります。
09_【藤棚といろは池】
「大本堂」の正面には樹齢700年とも言われている立派な「藤棚」があります。傍らには「いろは池」があり、ベンチなどの休息するスペースもありますので、水の音を聞きながら素晴らしい彩りと甘い香りを楽しむことのできる風情のある心安まるスポットとなっています。見ごろは4月下旬頃に牡丹とともに満開になり大きいもので藤の花房が約1mにもなるということです。ちなみに藤は、つるの巻き方によって右巻きの「野田藤」と左巻きの「山藤」にわけられ「西新井大師」の藤は右巻きの紫の「野田藤」です。
10_【牡丹園】
① 「牡丹園」の歴史と概要
牡丹は奈良の総本山長谷寺から移植され、西新井大師では文化・文政(1804-30)の頃から「牡丹園」が展開されたそうです。牡丹は西の「長谷寺(奈良県)」、東の「西新井」と言われ、これは牡丹の名所を表す言葉だそうです。「西新井大師」には3ケ所の「牡丹園(第二・第三・第四牡丹園)」があり、その中で最も大きい第二牡丹園では百品種2500株の牡丹が咲き誇ります。牡丹は4月頃徐々に開花し、4月中旬から下旬までが見ごろはとなっています。「牡丹園」はこの時期だけ公開され入園料は無料です。この第二牡丹園の隅にはアジサイや花菖蒲も植えられており、その区画はその開花時期に公開されます。
② 「牡丹園」の場所
ア 第二牡丹園…東門前 イ 第三牡丹園…山門と東門の間(境内) ウ 第四牡丹園…トイレの横(境内)
③ 「牡丹園」の開園時間…午前9時から午後4時30分まで
④ 「牡丹園」の開花状況は西新井大師の公式サイトで確認してください。
11_【花の寺】
「西新井大師」は「関東の花の寺」としても有名で多くの人々に愛されています。「西新井大師」は美しいのはボタンの花ばかりではありません。春は梅や桜が見事に咲き乱れ、初夏には美しい藤の花がかぐわしい香りを漂わせます。美しい境内の花は、「西新井大師」の魅力の一つとなっています。2月は梅、3月下旬は桜、4月は藤、6月上旬は菖蒲と紫陽花、9月中旬はコスモスなど月折々の花が咲き乱れ人の目と心を楽しませてくれます。
12_【弁天池】
「大本堂」の西脇にも池があります。「弁天池」と呼ばれ石製4径間多脚式太鼓桁橋が架かっています。親柱には大願成就とかいてありました。太鼓桁橋の左側に弁天堂の小祠が祀られそこへ行くための石橋も架かっています。この小さな弁天堂には私の手のひらほどの大きさの小さな龍の細工が施してありました。威風堂々で小さくても顔は怖く迫力がありました。さらに左右の柱横にも龍の細工が施してありました。
13_【西新井大師の主な年中行事】
① 年始…- 除夜の鐘、及び初詣
② 1月21日… 初大師
③ 2月3日 …「節分豆まき」「だるま供養」
④ 7月頃 …よさこいフェスタ
⑤ 7月 … 風鈴祭り
⑥ 8月下旬 … 西新井大師夏まつり
⑦ 12月21日… 納めの大師
「西新井大師」で“酉の市”を思わせる一年の最後の縁日「納めの大師」が行われます。「納めの大師」又は「終い大師」と呼ばれ、主に商売繁盛を祈願します。当日は、西新井大師の境内で、東京で今年最後となる「熊手市」が行われ、熊手・だるま・その他食料品などを売る露店が参道に軒を連ねるそうです。
14_【西新井大師の毎月の縁日】
縁日とは毎月決められた日にお参りをするといつも以上のご縁を仏様、神様と結ばれるという日です。特に21日は弘法大師様のご縁日で、多くの参詣者が訪れ、露天商(9時から16時まで)も多く出店します。露店は、「大師駅」から始まり境内全体、本堂の裏手にもあります。
① 毎月8日:薬師如来御縁日…11時の護摩祈願の後に本堂にて法要が行われます。
② 毎月21日:弘法大師さまの御縁日
③ 毎月28日:不動明王御縁日…11時の護摩祈願の後、不動堂にて護摩法要が行われます。
15_【西新井大師の参道の魅力】
《西新井大師“表参道”》
さて、「西新井大師」の参拝を終え帰り道これがまた楽しみです。それは何かと言えば、参道には古くからのお土産や食事処が沢山あります。やはりその土地の美味しい名物が食べられ、お土産として帰るなんて最高です。これぞ旅の醍醐味でしょう。まず、「山門」をくぐります。「西新井大師」といえば草団子ですね。山門前すぐにある「清水屋」と「中田屋」は「西新井大師」グルメを語るには欠かせないお店です。山門を背にして右側にあるのが清水屋、左側に有るのが中田屋です。どちらも「草団子」を取り扱うお店で、なんと両方の店で試食もできるのです。それぞれの店によって味や風味などが異なり、食べ比べてみるのも一つの楽しさが倍増しますね。両店とも美味しいので、ぜひどちらも試食して味わってみていただきたいです。
① 「清水屋」…名物:草団子
「清水屋」は元禄2年(1689年)、330余年続く江戸時代創業の老舗店です。「清水屋」の方が「中田屋」より約120年長い歴史があります。「草団子」や4種類の団子が入っている「四季のおだんご」などがあります。草団子は、試食もさせてもらえますし、また、店内でいただくこともできます。草団子は青森県産よもぎ、あんこは北海道産あずきを使用しています。「つぶあん」、「こしあん」、「黒蜜きな粉」から選べます。口に近づけたとたんによもぎの香りが漂ってきます。やわらかくてもちもちしてお土産にも最適ですね。また、ランチもしっかり店の中で食べられるので、ゆったりご飯食べたいときには是非利用してみるのもいいかもしれません。良き昔ながらの定食屋な感じのテーブルと椅子と座敷席もあり歴史と哀愁を感じます。
営業時間:9:00~18:00 定休日:不定休
② 「中田屋」…名物:草団子
「中田屋」は文化2年(180年)、220年弱続く江戸時代創業の老舗店です。鮮やかで深い緑色。生のよもぎ100%だけあって、よもぎの香りが強いです。しかし、あんこは甘すぎなくて、懐かしい味がします。あんこを付けてもよもぎを存分に感じることができます。実は、原料は上新粉、砂糖、ヨモギ、小豆で、無着色なのが中田屋の特徴です。それでいて色が濃いのはヨモギの量が多いからだそうです。草だんごに関しては好みが分かれるでしょうが、ヨモギの香りが強いのが中田屋の草団子ご特徴です。
営業時間:9:00~17:30 定休日:不定休
《一口メモ:「草団子」アラカルト》
平安時代、悪疫流行の折、当地に立ち寄られた弘法大師がよもぎをすり、病人に飲ませ祈祷したところ、たちどころに快復したことから、よもぎを上新粉に入れておだんごにして食べれば、健康、長寿になるとして当地に伝わってきました。それが今日の「草団子」の源流となっています。
「清水屋」、「中田屋」を後にして続いては、少し進んだところを左に入るとあるのが門前華永路(もんぜんはなようろ)というミニアーケード街があります。その一角にあるのがいなり寿司専門店の河村屋があります。いま西新井の新しい名物として注目と人気を誇っています。
③ 「河村屋」…名物:いなり寿司
いなり寿司で有名な「河村屋」は、テレビ等報道機関でもでも良く取り上げられ、お店の店頭の壁には訪れた芸能人のサインが数多く飾られています。テイクアウトのお店ですが、店の前にあるベンチや門前華永路には休憩スペースがありテーブル椅子がありますのでそこで頂くことも出来ます。「出世いなり」、「胡麻いなり」、「角煮いなり」、「かんぴょうまき」などがあります。一番人気は角煮が入った「角煮いなり」で、マヨネーズをちょっと付けて食べるのがおすすめの食べ方です。また、「出世いなり」も人気です。「出世いなり」の中には酢飯の他に味付きのうずらの卵が入っているという珍しいいなり寿司です。やはりこれも「ちょい足しマヨネーズ」で味が一段と引き立つそうです。ちなみに、日曜・祭日・縁日の日に数量限定で販売しています。
営業時間:11:00~17:00 定休日:月曜(祝日の場合翌日)
「河村屋」から後戻りして更に進むと右角に「田口屋菓子舗」があります。
④ 「田口屋菓子舗」名物:草団子、葛餅など
昭和初期から営業している老舗の和菓子専門店です。和菓子の専門職人が餡にこだわり材料にこだわり移りゆく季節に合わせて手作りの和菓子を作っています。店頭では酒まんじゅうなどを作っており、美味しそうな香りが漂っています。蒸したて熱々で酒粕の香りが良く、中身の餡とも相性ばっちりでお菓子タイムにぴったり。また、草団子、葛餅、季節の生菓子、上生菓子、焼き菓子、蒸し菓子などもありお土産にも適したお菓子をゲットできます。また、喫茶室もありお参りを終えてひと休みしたい、ゆったりとした時間を過ごしたい、おいしいお茶と和菓子が召し上がりたい時などに最適です。人気のメニューは、草だんご(500円)、くず餅(500円)でおいしいお茶とセットもあります。
営業時間:11:00~17:00 定休日:月曜(祝日の場合翌日)
「田口屋菓子舗」を右に曲がり少し進むと「かどや」があります。
⑤ 「かどや」名物:焼きそばとラーメン、夏は種類豊富なかき氷
「かどや」は創業なんと大正時代、80年以上という大変な歴史を誇る老舗です。大きな看板が目印で塗装の剥がれ具合が強烈な印象を与えます。このノスタルジーな外観が訪れる人々を魅了してやみません。しかし、外観とは裏腹に一歩お店に足を踏み入れると中はきれいに整然と保たれており、テーブル、イス、壁に貼られた短冊メニューも味があります。メニューは麺類、かき氷、今川焼といった昔ながらのメニューがずらり。特にかき氷の種類豊富です。子供の頃に屋台や海の家で食べたあの懐
かしい味に出会えます。また、ドラマなどの撮影で使われることも多く、芸能人の目撃情報も多いところです。会えたらラッキー、「西新井大師」参拝の御利益ですね。
営業時間:11:00~18:00 今川焼は11:30~ 定休日:不定休
「かどや」から元来た道を戻り、右折すると「浅香家」があります。
⑥ 「浅香家」名物:もちろんおせんべい
「西新井大師」の参道付近にはおせんべいのお店も何箇所かあります。中でもおすすめなのが「浅香家」です。歴史を感じさせる店構えに、金色の店名の看板あり印象に残ります。店頭に並ぶ透明ケースに入ったおせんべいがたくさんあります。種類も豊富でおせんべいは一枚一枚店内で焼かれた手焼きのおせんべいです。「浅香家」のおせんべいはとても堅いことで有名です。お寺の近くにはこういうお店が多い印象ですが、今では博物館で見るようなこういうレトロなお店を見ると何となく郷愁を誘いますね。
営業時間:9:00~18:00 定休日:不定休
《西新井大師“北参道”》
「西新井大師」は“表参道”だけでなく“北参道”もあります。“北参道”は「西新井大師」本堂の裏門出て、左に曲がり30m程歩き、最初の角を曲がるとそこが“北参道”となっています。“表参道”ばかりがスポットライトを浴びていますが、“北参道”にも素敵なお店を発見しました。
「コーヒーはんなり」
「コーヒーはんなり」は西新井大師の裏手の北参道にある落ち着いた趣のある喫茶店です。店内の雰囲気は、和とモダンの折衷をコンセプトとしたオシャレな内装で京都や金沢にあるような喫茶店をイメージした造りとなっています。店内は、和の小物や家具に囲まれていて落ち着いた雰囲気です。驚くなかれなんとお店の奥には、手入れが行き届いた日本庭園がありました。コーヒーは京都に店を構える「小川珈琲」の豆を使用し、サイフォンで入れてくれるコーヒーです。味わいはすっきりした飲み口でスッと喉を通ります。ケーキは食べませんでしたがコーヒーとの相性も抜群だそうです。店主ご夫妻のアットホームな接客も人気の理由で、ベビーカーを置けるスペースもありママ友の集まりや、地元の方も良く来店するそうです。
営業時間:10:00〜18:00 定休日:水曜日 第2火、水曜日連休
Skrevet 22. juli 2022
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Lagirllagirl1220
Shinjuku, Japan240 bidrag
apr. 2022 • Venner
メジャーな観光スポットではなく、観光客が訪れるような場所ではないですが、こじんまりした参道も味があり映画のセットのように見えます。
Skrevet 30. april 2022
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v35p_trip
Sapporo, Japan14 265 bidrag
apr. 2021 • Alene
こちらは、東武大師線「大師前駅」下車 徒歩5分くらいあります。
西新井大師は、東京都足立区の西新井にある「関東三大厄除大師」の厄除け大師の1つとして有名なスポットだそうです。
入り口の立派な山門があり、境内には出店が並んでおり懐かしさを感じました。
入り口すぐ左手には、特にイボ取りのご利益があると言われている、塩地蔵
あり、独特な雰囲気です。
その反対側は池がある日本庭園風の庭があり、藤棚が綺麗でした。
一番奥には圧倒的な存在感の本堂あり、中には十一面観音と弘法大師がまつられていました。
本堂の周りにも見所がいっぱいでした。
西新井大師は、東京都足立区の西新井にある「関東三大厄除大師」の厄除け大師の1つとして有名なスポットだそうです。
入り口の立派な山門があり、境内には出店が並んでおり懐かしさを感じました。
入り口すぐ左手には、特にイボ取りのご利益があると言われている、塩地蔵
あり、独特な雰囲気です。
その反対側は池がある日本庭園風の庭があり、藤棚が綺麗でした。
一番奥には圧倒的な存在感の本堂あり、中には十一面観音と弘法大師がまつられていました。
本堂の周りにも見所がいっぱいでした。
Skrevet 24. april 2021
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japanese doremi
Chuo, Japan14 122 bidrag
jan. 2021
毎年、正月に訪れる「総持寺(西新井大師)」です。今年は若干、人が少なかったでしたね。
ただ、いつも通り、屋台関連は充実の「総持寺(西新井大師)」ですね。ちなみに、話題の「鬼滅の刃」のキャラクター綿あめも売ってました。
まぁーなんにしても東京下町感満載の元気をもらえる「総持寺(西新井大師)」です。良い感じです。
ただ、いつも通り、屋台関連は充実の「総持寺(西新井大師)」ですね。ちなみに、話題の「鬼滅の刃」のキャラクター綿あめも売ってました。
まぁーなんにしても東京下町感満載の元気をもらえる「総持寺(西新井大師)」です。良い感じです。
Skrevet 3. januar 2021
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メロパパ
クアラルンプール, マレーシア7 185 bidrag
sep. 2020
境内に入りますと、大きな本殿がどんと鎮座しています。
このお寺は西新井大師と呼ばれ、真言宗豊山派で正式名は総持寺です。 別名“関東の高野山”とも呼ばれているそうです。 お寺はオープンで、誰でもがご本尊を眺めることができますね。 立派な祭壇ですね。 こちらの境内には珍しい地蔵さんがありました。 “塩地蔵”です。江戸時代から、“いぼ取り”などに霊験があり、ここの塩をいただき功徳があると、倍の塩をお返しするとの言い伝えがあるそうです。 山門は豪華な作りですね。 左右には金剛力士像が祀られています。 江戸時代のものだそうです。 この上部の彫刻もすごいですね。
このお寺は西新井大師と呼ばれ、真言宗豊山派で正式名は総持寺です。 別名“関東の高野山”とも呼ばれているそうです。 お寺はオープンで、誰でもがご本尊を眺めることができますね。 立派な祭壇ですね。 こちらの境内には珍しい地蔵さんがありました。 “塩地蔵”です。江戸時代から、“いぼ取り”などに霊験があり、ここの塩をいただき功徳があると、倍の塩をお返しするとの言い伝えがあるそうです。 山門は豪華な作りですね。 左右には金剛力士像が祀られています。 江戸時代のものだそうです。 この上部の彫刻もすごいですね。
Skrevet 25. september 2020
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たぬきおやじ
Tokyo, Japan67 738 bidrag
apr. 2020
こちらの[ぼたん]は [ぼたん]で有名な【長谷寺(奈良)】から 文化・文政年間(1804~1830)頃 移植されたとあり、歴史的に古く 東京では[ぼたん]の名所として有名ですが 今年は 第1牡丹園が 新型コロナウイルス感染拡散防止の為 閉園となっています(添付 写真参照、但し [ぼたん]の花から 距離は遠くなりますが 園外から鑑賞可能)。 境内 [山門]右手にある 第2牡丹園は 鑑賞可能ですが 第1牡丹園と比較すると 規模が小さく、第3牡丹園は 土地を耕している状態です(添付 写真参照)。 牡丹の花の鑑賞目的として 訪問される場合 この点留意されることをお薦めしますし、 又 種々 新型コロナウイルス感染拡散防止の影響があります。
Skrevet 7. april 2020
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